新型コロナウイルスによる差別や偏見をなくすため、古賀市立花鶴小学校の先生が小学生の道徳の副教材を作成しました。8月3日から5年生と6年生の授業で活用していきます。
早速、NHKが29日夕方のニュースで報道してくれました。
古賀市には、福岡県で唯一、エボラ出血熱などの1類感染症も受け入れる感染症指定医療機関である国立病院機構・福岡東医療センターがあり、新型コロナウイルスに感染した多くの患者さんも治療を受けています。古賀市としては患者さんや医療従事者への差別や偏見を許さない「シトラスリボン」を広げる活動も積極的に展開しています。
こうした中、花鶴小学校の芝尾先生が道徳の副教材「温かい手」を独自に作成。主人公の「わたし」と看護師のお母さんとの会話を通し、「医療従事者が、自分や家族が差別される可能性があるにもかかわらず働くのは、新型コロナウイルスの治療に当たることが、患者の命を救うとともに社会生活を支えるからであること(勤労と公共の精神の意義)」を理解できる内容となっています。
やさしさの輪を広げる。働くこととは何か、この社会で共に生きていくこととは何か。古賀市の子どもたちに教え、伝えてくれている学校現場の皆さんに感謝します。
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22日、在福岡ベトナム総領事館のヴー・ビン総領事と会談しました。昨年の総領事の着任後、レセプションなどで何度かお会いしており、意見交換を約束していました。
近年の福岡県とベトナムとの交流の活発化により、都市近郊の古賀市もベトナム人の居住者が200人を超え、中国に次ぐ二番目の規模となっています。多くの企業が立地していることから働く方も増えています。このため、古賀市として企業や自治会の皆さんと連携し、コミュニティにおける共生を積極的に図っていく必要があると考えています。
この日の会談では、産業力に富んだ古賀市の実情をお伝えしながら、貿易促進や企業進出、在住ベトナム人の支援のあり方を中心に意見を交わすことができました。また、海や山、温泉、食などの地域資源に恵まれた古賀の魅力もお伝えしました。
ベトナムは新型コロナウイルスの感染拡大の抑え込みに成功している国でもあります。シトラスリボンもお渡ししました。
私の公約でもあった国際交流と多文化共生の推進は、今年度から新たに係を設けたことで機動性を増しています。引き続き、多くの国・地域の皆さんとの交流を促進していきます。