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楽しい日本語―多文化共生/平成31年度決算

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古賀市に住む外国人の皆さんが日本語を楽しく学び、安心して生活できる地域社会へ。

 

古賀市は今年度、国際交流・多文化共生を推進するプロジェクト「楽しい日本語」をスタート。毎週、講座を開いており、9日夜は「防災」をテーマに盛り上がりました。

 

 

みんなが笑顔でコミュニケーションを図れる機会をつくることが最大の目的です。古賀市は約900人の外国人の方々が暮らし、働いていますが、住まいと職場の往復だけになっていないか、私たち日本人との交流が図れているか、実は「共に生きる」ことが実践できていないのではないか。そんな問題意識から、私は公約で国際交流・多文化共生の推進を掲げ、今年度から新たに国際交流・多文化共生推進係を設置、具体策を進めています。

 

 

この日も、ベトナムやフィリピンから訪日し、古賀市内の企業で働いている皆さんと共に有意義な時間になりました。総務課危機管理係の職員の皆さんも「先生」として参加し、みんなで台風10号の自分自身の行動を思い出し、どんな備えがあったらもっと安心できたのか、「私のタイムライン」を作成しながら振り返りました。ちなみに、この手法は外国人の皆さんだけでなく、私たちが自らの防災を再考するうえでも極めて有効と実感しました。

 

 

 

 

なお、この取り組みは文化庁の「生活者としての外国人」のための日本語教育事業を活用しています。政令市ではない市町村で国際交流と多文化共生のための係を設け、取り組んでいるケースはまだ珍しいとされ、しっかり成果につなげていきたいと思います。

 

 

   ◇

 

10日から市議会で平成31年度(令和元年度)決算の審査が始まりました。私が市長就任後に策定した「持続可能な都市に向けた経営方針」に基づき、「産業」「子ども」「健康・安心」の大きく3つの観点から本格的にまちづくりに取り組んだ初年度になります。

 

 

平成31年度の主な動きは、産業分野では、長年の懸案だった古賀駅東口開発に向けて最大地権者のニビシ醤油さまと協力協定を締結したことが最大のトピック。さらに、前市政時代から検討された「道の駅」を整備しないと決断したうえで、観光・物産・情報発信の拠点形成に向けたグリーンパーク周辺の開発検討に着手。薦野清滝地区のほ場整備もスピード感をもって予算化しました。

 

さらに、これも長年の懸案だった西鉄宮地岳線跡地の整備推進を図り、区間内のうち中川区で初めて詳細設計に進むことで合意しました。都市計画マスタープランの改訂も行い、今在家地区や新原高木地区の開発につなげています。

 

チルドレンファーストでは、小児がん治療等で予防接種の免疫が失われた場合の「再接種」への助成をスタート。これは県議時代から制度拡大に取り組んできたもので、重要な公約でもありました。さらに、小中学校の全ての普通教室や音楽室など特別教室への空調を整備。妊娠期から乳幼児期のワンストップ支援のセンターも開設しました。

 

令和4年度から10年間のまちづくりの指針となる第5次総合計画の策定に本格的に乗り出した1年でもありました。私自身が幹部職員と共に市内各地域の公民館等を回るタウンミーティング(対話集会)をスタート。子どもたちの「声」を反映させるため、小中学生から意見を募集し、私と対話する「コガトーク」も実施しました。

 

福岡堅樹選手の出身地としてラグビーワールドカップの大成功に向けた機運醸成、東京オリンピック・パラリンピックに向けてルーマニアのホストタウンとして交流事業にも積極的に取り組みました。

 

いずれも、令和2年度のまちづくりにつなげています。行政としてしっかり説明していきます。


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