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Channel: 田辺かずきのブログ
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緊急事態でも子育て支援を続行―児童虐待防止

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古賀市は緊急事態宣言が発令され、ほぼ全ての公共施設を閉鎖せざるを得なかった中でも、乳幼児と保護者の居場所である「つどいの広場『でんでんむし』」を開き続けました。子育て家庭の現場を想像し、育児不安の軽減、児童虐待防止のためには「潜在化」を回避しなければならないとの観点からの判断でした。

 

コロナ禍におけるチルドレンファーストの取り組みを説明する際、これまであまり触れることができていなかったのですが、NHKが7日夕方のニュース「ロクいち!」で報じてくれました。ありがとうございます。

 

 

当時、私が本部長を務める新型コロナウイルス対策本部で公共施設の閉鎖のあり方を検討し、社会全体が閉じる中、こういう局面だからこそ、乳幼児と保護者の居場所の機能を維持するべきとの考えで一致しました。

 

今回の報道では、統計から、閉じた社会の中で虐待が「潜在化」していたとの見方を示し、古賀市が潜在化を回避するために「居場所を開き続ける」という判断をしたこと、これに基づき現場の職員の皆さんが利用者さんを受け入れるために全力で感染防止策を講じてきたこと、実際に緊急事態宣言中に利用された市民の方の「安心につながった」というお声などを紹介。そのうえで、今後も感染拡大により同様の事態が生じる懸念があり、古賀市をモデルケースとして位置付け、対応を検討すべきと提起をしていただきました。

 

 

 

取材していただいた松木遥希子記者に感謝します。引き続き、地域社会の課題の想像と把握に努め、スピード感を持って対応していきます。

 

   ◇

 

6日夜は久保区で次期総合計画の策定に向けたタウンミーティング(対話集会)を開催しました。消毒や換気、座席の間隔を空けるなど感染防止策を講じながら再開しています。

 

 

対話の中では、新型コロナウイルスによる社会の価値観の変容もテーマとなりました。特に、地域コミュニティの今後のあり方について。現段階で私からも答えを出せませんが、その前提で、変化したこの生活様式はどこまで持続するのか、地域行事はどうなっていくのか、まさに長期的な視点で考える機会になりました。

 

さらに、この間の新型コロナ対策と子どもの貧困対策についても。私からは古賀市独自のひとり親への給付や就学援助世帯への米支給など緊急支援を説明しました。会場からは、これも独自策である中学3年生への学習支援ソフトを導入したタブレット端末の配布の早期実現について高くご評価いただき、感謝します。

 

このほかにも地域公共交通ネットワークの形成、企業誘致のための開発の推進、古賀駅周辺の活性化、河川の維持管理、男女共同参画などもテーマとなり、活発に意見を交換できました。また、まさに今直面している地域課題についてもご意見ご要望をいただき、早速、翌朝以降、担当課と共有を図り、対応を始めています。

 

 

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!


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