あけましておめでとうございます!
新しい年になりました。令和3年、2021年もよろしくお願いいたします。
2020年の秋、古賀市にビッグニュースが飛び込んできました。国の史跡船原古墳から出土した金銅製杏葉が、国内で初めて、玉虫装飾の馬具と確認されました。 新型コロナウイルス感染症という未知の病との対峙が続く中での「国宝級」発見の吉報。明るく照り輝く古代古賀の地を、高貴な人物の乗る馬が腰元の馬具をきらめかせながら颯爽と歩く――。そんな情景を想起し、古賀市の未来に向けた一筋の光明を見ました。
誰もが厳しい状況に置かれた2020年。臨時休校や緊急事態宣言の発令、急速に悪化していく経済情勢。古賀市は、チルドレンファースト(子育て・教育)、経済的困窮、事業者の皆さまの支援を重視し、命を守る観点からスピード感をもって様々な対策に取り組んできました。同時に、感染した方やそのご家族、医療従事者の方などへの差別や偏見を許さない「シトラスリボン運動」にも賛同。さらに、早い段階からウィズコロナ(コロナとの共生)、アフターコロナ(コロナ後)を見据える姿勢を打ち出し、デジタル技術の活用促進や働き方の意識の変容など新たな価値観の形成を捉え、まちづくりにつなげています。
何よりも、この間、市民の皆さま、市内外の事業者の皆さまから物心両面で多くのご協力をいただいています。2021年も「オール古賀」でこのコロナ禍を必ず乗り越えることができると確信しています。
そして、こうした有事の中でも、持続可能な都市に向けて、いま為すべきまちづくりを着実に推進しています。
「1丁目1番地」に位置付ける古賀駅東口エリアの開発は2021年度中の都市計画決定に向けて準備を進めています。西口エリアの本質的な再生に向けて、実績あるプロフェッショナルの皆さまにマネジメントを3年計画でお願いし、私たち市民と共に中心市街地のビジョンを描き、実行していくプロジェクトをスタートしました。
このほか今在家地区などへの企業誘致、青柳・グリーンパーク周辺の活性化、薬王寺温泉を起点とした新ビジネスの創出、薦野清滝地区の農業基盤整備をはじめとする産業力の強化を推進。全ての児童生徒に1人1台のパソコン端末を配備し、教室には大型モニターを設置するなど教育環境を整備します。地域包括支援センターを増設することで超高齢社会に対応し、障がい者福祉の充実も図ります。地域公共交通ネットワーク形成のための計画も初めて策定しました。さらに、性的マイノリティの皆さんの権利保障や、国際交流・多文化共生、平和行政も推進中です。市民サービス向上のため、行政のデジタル化も積極的に図っていきます。
2022年度から10年間のまちづくりの指針となる第5次総合計画を完成させる年でもあります。これまで、市内の全ての地域を私自身の目で見、市民の皆さまと直接対話をさせていただき、子どもたちの声もしっかりと聴きました。その思いを反映させます。
2021年は1年延期された東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。ルーマニアのホストタウンとして、柔道ナショナルチームの事前キャンプを受け入れ、市民の皆さまとの交流の機会をつくります。古賀市出身でバスケットボールの比江島慎選手の活躍も期待されます。
ともに、輝く年へ!
みんなで力をあわせ、厳しい状況を乗り越えましょう!
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そして、元旦の西日本新聞と朝日新聞に古賀市が特集されています。
ぜひご一読ください!