九州の経済・企業情報を発信するデータ・マックスさんの情報誌「I・Bまちづくり」の最新号に、ピエトロの高橋泰行社長と私の対談が掲載されました。
古賀市への新たな工場建設で3月に立地協定を締結したことを受け、取材していただいていました。
新型コロナウイルス感染症への対策を講じながらも為すべきまちづくりは着実に進めていきます。市政運営の基本理念は「産業力」「子ども」「健康・安心」。産業力の強化に向けて、企業誘致をさらに促進していきます。
なお、データ・マックスさんの公式HPでも前後編の2回に分けて公開されています。ぜひご一読ください!
<前編>
<後編>
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◎緊急事態宣言を受けた公共施設と市主催行事の対応方針
◎子どもや子育てのセーフティネットは機能させます
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、福岡県が緊急事態宣言の対象区域となったことを受け、古賀市は5月12日から31日まで、公共施設を原則閉館、市主催行事を原則中止または延期とする方針を決めました。一方、緊急事態宣言が発令され、社会全体が閉じるからこそ生じるリスクの潜在化を回避しなければなりません。感染拡大防止を図りながら、社会的に厳しい状況の子どもと子育てを支えます。
乳幼児と保護者の居場所である「つどいの広場『でんでんむし』」は開き続けます。昨年の緊急事態宣言発令下でも開き続け、利用された市民の方から育児不安の軽減につながったとのお声もいただいてきました。下の画像は、昨年の取り組みを報じたNHKニュースなどをまとめた報告資料。
児童館・児童センターは原則閉館としますが、子どもたちの個別の相談には応じます。青少年支援センターや隣保館「ひだまり館」も相談支援業務は継続します。小中学校や保育所・幼稚園と同様に、放課後児童クラブも開所します。
図書館は原則閉館としますが、電子図書館は機能させます。緊急事態宣言発令下だからこそ、その必要性を増しており、新規に利用したい方の登録手続きを積極的に受け入れます。インターネット予約による貸出も行います。
日常生活における家庭ごみの処理の必要性を踏まえ、古賀市役所駐車場で第1、3、5土曜日に特設している分別収集会場は続けます。
この他の対応については古賀市HPのこちらをご参照ください。ほとんどの公共施設を閉じ、市主催行事は行わないことになりますが、セーフティネットは機能させます。市民の皆さまのご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
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5月3日は憲法記念日。古賀市はこの大型連休中も新型コロナウイルス対策本部会議を連日開催し、個別具体に対応を続けています。感染が拡大する危機管理の中での2回目の記念日となりました。自由とは何か、平等とは何か、私たち一人一人が再考したいですね。
憲法に関する書籍では、九州大学の南野森教授と元AKB48の内山奈月さんによる「憲法主義」(PHP文庫、2015年)は、とてもわかりやすくておススメ。また、わが家の書棚には、私が大学生時代から大切にしている芦部信喜(1923-1999)の著書「憲法 新版 補訂版」(岩波書店、1999年)なども並んでいます。
一人の政治家として、憲法と向き合い、思考し、行動してきました。改憲や護憲といった単純な二項対立の前に、そもそも憲法とは何かをみんなで共有し、思考を深めるきっかけが大切と考え、「記者と語る 憲法の未来」と題したイベントを古賀市で開催しましたね。もう5年前。光陰矢の如し。
私は当時、福岡県議。ゲストは毎日新聞の先輩で大阪社会部時代に共に働いた遠藤孝康記者(現・那覇支局)でした。当時、多くの憲法学者の方々らへの取材に基づき紙面で「憲法を読む」を計50回連載しており、客観的・論理的なご発言で会場全体で理解を深めることができました。
このイベントは、古賀市はもちろん福岡市、北九州市、宗像市、福津市、糟屋郡などから多くの皆さんに参加していただきました。意見交換では参加者の方々から180度異なる考えが出され、とてもうれしかったですね。憲法の集会というと同じ考えの人だけが集まりがちですが、そうではなかったことが新鮮で、後に参加者の方々から前向きにご評価いただいたことが思い出されます。
憲法のあり方を決めるのは国民一人一人。まずは、憲法とは何かを正しく知ること。そして、みんなで考えていきたいですね。