浜大塚線の開通記念式典を12日に開催しました!
JRの鹿児島本線をまたぎ、国道3号と国道495号を結ぶ道路で事業区間は延長422メートル。車道はオーバーパス、歩道はアンダーパスという珍しい構造です。2002年から事業が始まり、20年の歳月を経て全体が完成。古賀市内外の皆さんの利便性の向上と歩行者の安全確保、産業基盤の強化を実現することができました。
車道は先行して昨年に開通しており、本日は地下歩道が開通。国道495号と接続する丁字交差点の右折レーンなどもまもなく工事が終わります。地下歩道には防犯カメラや押しボタン、排水ポンプを設置。緊急時にはサイレンが吹鳴し、地上の表示板でも知らせます。
総事業費は約28.6億円。特に国費を確保することが事業の進捗に影響を与えるため、中村隆象前市長の時代から国土交通省に要望を重ねてきました。宮内秀樹衆議院議員には大きなお力添えをいただきました。また、関連する国道495号の整備を進めるに当たり、吉田健一朗県議にもご尽力をいただいています。そして何より、地元の鹿部区、日吉台区、花鶴丘2丁目3区の皆さまには長年にわたりご理解とご協力をいただき、事業を進めることができました。
この日の記念式典は、宮内秀樹衆議院議員、阿部弘樹衆議院議員、吉田健一朗県議、中村隆象前市長、結城弘明議長をはじめ市議の皆さま、国土交通省、福岡県、JR、粕屋警察署、地元の皆さまにご臨席いただき、開催しました。主催者として私から皆さまに深く感謝を申し上げました。
道路整備は地域発展に欠かせないものであり、今後も幹線ネットワークの整備に向けて全力で取り組んでいきます!
◇
古賀市立の古賀中学校、古賀東中学校、古賀北中学校の卒業証書授与式が11日、挙行されました。卒業生の皆さん、保護者の皆さん、おめでとうございます!
私は母校の古賀中学校へ。卒業生代表のことばは、3年間の経験の重さ、仲間と育んできた絆の強さ、感謝の気持ちが伝わる素晴らしいものでした。皆さん、それぞれの夢の実現に向けて頑張ってください!
なお、古賀市は式典の時間が限られる中、校長式辞や主役である卒業生の登壇などの場面、国歌と校歌を優先し、教育委員会告示、市長やPTCA会長の祝辞は文書での配布としています。以下、私の祝辞です。
□
春の到来を感じるこの佳き日、未来に向かって大きく羽ばたいていく卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
喜びと希望に満ち、新たな道への第一歩を、今、踏み出していこうとしている皆さんの姿が、とてもまぶしく目に映ります。
保護者の皆様におかれましては、今日の佳き日を迎えられ、また立派に成長されたお子様の姿を前にされ、喜びもひとしおかと存じます。お子様の栄えある門出を心からお祝い申し上げます。
さて、卒業生の皆さんは、コロナ禍の中、学校生活そして様々な行事開催に不安を感じたことと思いますが、「自分たちの中学校の伝統をいかに下級生に引き継ぐか」を仲間と模索しながら、「気づき、考え、行動」した日々ではなかったでしょうか。そんな皆さんの姿は、下級生たちにとって、これからの新しい「手本」であり「伝統」になっていると思います。
このコロナという危機を共有し、乗り越えてきた仲間との絆は大事な宝です。これからも大切にして欲しいと思います。
社会は急速に変化しています。私たちはこれに即応し、生きていかなければなりません。その時、最も大切にすべきは、他者への優しさ、思いやり、共に歩んでいくという心です。常に、私たちが社会で生きていくうえでのこの「根っこ」を忘れないこと、見失わないこと。今、世界は極めて不安定な状況に陥っています。ロシアによるウクライナ侵略は、第二次世界大戦後に私たちが反省し、共有したはずの恒久平和を追求するという価値観を揺さぶっています。戦争は私たちから多くのものを奪いこそすれ、何も生まない。一人一人が世界の平和に向けてできることを考え、行動していきましょう。
今日、皆さんはこの学舎を離れ、それぞれの道を歩んでいかれますが、人生の夢の実現に向け、かけがえのない一日一日を大切に、自分の可能性を信じて、挑戦し続けてください。
皆さんが育った古賀は、都市イメージに「ひと育つ、こが育つ」を掲げ、市内外の多様な人々が出会い、交流し、共に歩みながら古賀の魅力を発信していきます。どこにいても、いつも皆さんとともにあります。これからもふるさと古賀を心に抱き、皆さんの夢が大きく花開くことを心から願っています。
終わりに、コロナ禍という大変な状況の中、学校生活を安全に進めていただくとともに、熱心に御指導いただいた校長先生をはじめ諸先生方のご苦労に感謝し、本校のますますの発展を祈念いたします。
令和四年三月十一日 古賀市長 田辺一城
□
私事ですが、長男もこの日、中学校を卒業。子どもが義務教育を終えることは親として感慨深いものですね。