シェアやデジタルで地域活性化やビジネス創出をめざす交流会に参加しました。持続可能なまちづくりにとってシェアリングは重要な概念。シェアリングエコノミー協会代表理事の石山アンジュさんとのご縁を契機に、古賀市は今年からシェアリングシティとして取り組みを強化しています。
私からは、多様な人材の経験や知見、感性が交差するこで新たな価値を生み出す「共創」のまちづくりを進めていることを説明。薬王寺温泉の旅館をワークスペースにリノベーションした新ビジネス拠点「快生館」や、中心市街地のJR古賀駅西口商店街の旧店舗を「シェアキッチン」などの交流スペースに生まれ変わらせた「るるるる」を紹介しました。
参加者の新進企業さんたちからの発表もとても刺激的でワクワクしました。これからのまちづくりにつながる予感。
本格的な人口減少社会に突入し、社会課題は複雑化・多様化、不確実性も高まる時代に、私たちは生きています。正直に言って、公助だけでは限界があります。私たち一人一人が心豊かに暮らし、社会全体の持続可能性を高めていくためには、みんなで新たな発想を出し合い、具体的な行動を起こしていくことが必要です。
そうした社会状況の中、私たちが物、場所、時間、技術などそこここにある様々な資源を共有し、課題解決を図るシェアリングエコノミーは、関係人口の創出、子育てのしやすさ、移動手段の確保、環境保全、防災など様々なテーマで可能性が広がると思います。さあ、頑張ろう!
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古賀市立8小学校で入学式!新入生の皆さん、保護者の皆さん、おめでとうございます!
私は今年は古賀西小学校へ。アフガニスタンなどで活動した医師・中村哲さんの母校でもあります。子どもたちは名前を呼ばれると元気に「ハイ!」と返事ができていました。6年生のきめ細かなサポートも素晴らしい。保護者の皆さんが年下になっている感があり、そんな齢を重ねたか~とも。
古賀市は教育委員会告辞と来賓挨拶は書面にしています。私の祝辞は以下になります。
新一年生のみなさん、保護者の皆様
一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
今日の日をとても楽しみにしていたことでしょう。今日から待ちに待った一年生です。小学校には楽しいことがたくさん待っています。みんなで本を読んだり、絵をかいたり、歌を歌ったり、運動をしたりします。また、おいしい給食もあります。
皆さんは一年生ですが、小学校には、二年生から六年生までたくさんのお兄さんやお姉さんがいます。廊下や体育館で会ったらドキドキするかな。
これから小学校では、遠足や運動会や楽しい行事が始まります。そんな時、お兄さんやお姉さんがやってきて、たくさんお話して、教えてくれますよ。
もし学校で困ったなと思ったことがあったら、先生やお兄さんやお姉さんに話してね。小学校で、一番元気で、がんばる一年生になってください。
保護者の皆様にごあいさつ申し上げます。
お子様のご入学に際し、心からお慶び申し上げます。お子様は、本格的な集団生活が始まり、はじめは何かと緊張されることも多いかと思います。小学校の六年間は、自律の基礎が育つ大切な時期です。入学を機会に、食事、睡眠、お手伝い、あいさつといった基本的生活習慣の確立に向けて、大いにほめたり、励ましたり、共に取り組んだりしながらお子様の成長を支えていただきたいと思います。
古賀市は、「ひと育つ、こが育つ」を掲げ、引き続き、チルドレンファーストを徹底し、教育委員会とともに、一年生が楽しく安心して学校生活を送ることができるように、小・中学校全学年での原則三十五人以下学級や小学校教育支援員の配置など、教育環境の整備を推進してまいります。
最後になりましたが、校長先生をはじめ、諸先生方、本日ここに入学しました子ども達一人ひとりの喜びや期待を大切にされ、本校教育の充実、発展に一層ご尽力いただきますようお願い申し上げます。
令和五年四月十三日
古賀市長 田辺一城