Quantcast
Channel: 田辺かずきのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1743

世界の「陶板名画」―大塚国際美術館へ

$
0
0

福岡県議会の広域行政推進対策調査特別委員会(今林久委員長)として、これからの九州の広域的な観光戦略などを考えるため、22日~24日、四国を中心に先進事例を視察・調査しました。


私は今年度からこの委員会の副委員長を務めています。


初日の22日は、徳島県鳴門市の大塚国際美術館へ。大塚製薬75周年記念事業として、創業の地に設立された「世界初の陶板名画美術館」です。延べ床面積2万9412平方メートルという広大な常設展示スペースに、古代から現代までの1000点もの世界的な名画が楽しめます。年間20万人が来場するといいます。


大塚国際美術館1


陶板で複製して常設するという発想、しかもオリジナルと同じ大きさ。右も左も名画の数々がずらりと並び、こんなぜい沢な空間は生まれて初めての体験でした。


大塚国際美術館3


大塚国際美術館4


大塚国際美術館9


学芸部長から、美術館の設立目的や事業展開について説明を受け、「全て回ると(歩く長さが)4キロになる」という館内を回りました。時間の関係でこの日は駆け足になってしまいましたが、3時間~4時間あると理想的かもしれません。それでも、多くの人が「また訪れたい」と思うのではないかと思います。


目玉展示のひとつである「システィーナ礼拝堂」へ。圧巻です。


大塚国際美術館2


ここでは、歌舞伎や将棋(王将戦)の対局、N響コンサートなども実施しているとのことで驚きました。写真は説明資料から。


大塚国際美術館7


大塚国際美術館8


文化・芸術を地域振興に生かす。しっかりと学ばせていただきました。現場だからこその心からの感動を味わえました。初代館長、大塚正士さんの言葉を紹介します。


大塚国際美術館6


大塚国際美術館10


ぜひ、皆様も一度、足を運んでみていただけたらと思います。


なお、この日は徳島入りに先立ち、「ものづくりビジネスセンター大阪」(MOBIO、東大阪市)も視察。大阪府中小企業支援室から現在までに取り組んでいるビジネスマッチングなどの戦略的な支援策について聞き取りました。常設展示場には、センターが関わったという小型人工衛星「まいど1号」もありました。


ものづくり2


ものづくり1


この後、23日~24日は香川県と愛媛県を訪れ、「ここにあるもの=地域資源」を生かす可能性の大きさや、そのために県境を越えて広域連携していく重要性を学ばせていただきました。次回ブログで報告します。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 1743

Latest Images

Trending Articles