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Channel: 田辺かずきのブログ
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地域の魅力を発掘する―福井・三国で政治セミナー

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地方の再生が重要な政治課題となっています。私は、それぞれの地域の持つ「価値の再発見」が大切と考えています。


今回の福井入りは、民主党福井県連が14日に開催したイベント「『地域の力』探求!学びのセミナー」で、コメンテーターとしてお招きいただいたため。私は党青年委員会で副委員長を務めており、ともに活動する辻一憲・福井県議から声を掛けていただきました。大変光栄に思います。


三国1


セミナーの舞台は福井県坂井市の三国。江戸時代に北前船の寄港地として栄えた場所で、住民の皆さんによる町並みの保存・再生による地域活性化が進んでいます。


三国2


三国5


三国3


三国4


歴史と文化を見つめなおし、その魅力を掘り起こし、持続可能なまちづくりを目指す。活性化の取り組みのリーダーであり、1719年創業の「和菓子処 甘林堂」14代目の大和久米登さん(元坂井市議会議長)を講師に招き、三国の歴史と文学や美術などの文化から、近年のまちづくりの具体的な取り組み、「その土地に生きる人」がどのように関わってきたのか、これからの方向性などについて話を聞かせていただきました。


三国7


その後、パネルディスカッション。私からは、企業誘致などの手法ではなく、「地域資源を掘り起こし、磨き、活性化につなげていく」ことの重要性について申し上げました。この中で、全国でも高く評価されている地元・古賀市の青年農業者を中心とした地域活性化の取り組みなども紹介しました。この取り組みに関しては2014年2月14日付ブログ などをご参照ください。なお、「ヨメニコーン改」でブログ内を検索していただくと、多数のブログ記事を読むことができます。


三国7


三国8


わが国は人口が減少する中、東京一極集中から脱却し、地方分散型国家・社会を形成していかなければなりません。これは私が意識する最も重要な政治課題のひとつです。


この課題を考えるうえで私が常に大切にしていることが、今回のセミナーでも話した「地域の価値の再発見」。これは、社会活動家の湯浅誠氏から学んだものです。私もコーディネーターとして参加した昨年7月のパネルディスカッションで、湯浅氏は「発想を転換する」ことの重要性を強調。「地方は(自分の地域に)『ないもの』に注目しがち。そうではなくて、東京になくて、ここ(地方)に『あるもの』を探し出す」ことの重要性を強調していました。(2014年6月30日付ブログ 参照)


民主党大学2
湯浅氏らと地方の価値を探求したパネルディスカッション=2014年6月、東京


今回のセミナーはこの課題を考える上であらためて重要な機会となり、とても刺激になりました!福井の皆様に心から感謝いたします。


三国6
お声掛けくださった辻一憲・福井県議と


   ◇


日本海では越前ガニ漁が解禁したばかりです。


今回の政治セミナーに先立ち、会場近くで開催されていた「三国温泉カニまつり」にも足を運びました。福井県内外からの多くの人でにぎわっており、メスの「セイコ」のカニ汁をとても美味しくいただきました。


カニまつり2


カニまつり1


カニまつり3


ちなみに、セイコは丼ものとして食べても美味しく、作家の開高健が愛したことから「開高丼」と呼ばれます。オスの越前ガニももちろん美味しいですよ。


政治セミナーはとても有意義で、越前ガニも美味しく、心から楽しい「第二の故郷」への再訪でした。ぜひ皆様も、お時間ありましたら福井へ!



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