議会閉会中の政務調査は、次の定例会に向けた重要な活動です。
14日午前、ICT(情報通信技術)を活用した地域包括ケアシステムの実現に向け、福岡市が全国に先駆けて取り組む情報プラットフォーム構築事業の詳細を聞き取りました。とても有意義な取り組みで、率直にすごいと思いました。そして、今後の県政に生かすべきポイントが多々発見できました。
情報プラットフォーム構築事業では、行政などが保有する医療や介護、健康、生活支援、住まいなどの基礎データを集約し、市内各地域における現状と課題を「見える化」。データのクロス分析と経年比較により、明確な目標を設定しての政策立案と検証を可能とします。
医療や看護、介護などの多職種が連携し、タブレット端末で在宅高齢者の状況を共有しながら支援するシステム(ケアノート)も構築するため、今年度から実証モデルに取り組む考えです。さらに、ウェブを通して、家事援助や宅配、移動販売などの生活支援情報(インフォーマルケアサービス)を手軽に照会できる環境を今夏にも整えます。
この事業は2015年度からの3カ年で実施。福岡県の地域医療介護総合確保基金も活用していただいています。調査にご協力いただいた福岡市の中村卓也・健康先進都市推進担当部長と中田和広・ICT活用推進係長に心から感謝を申し上げます。
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時折、尊敬する桑田佳祐さんの名曲を聴きたくなります。ベストアルバム「TOP OF THE POPS」も名盤。夏でも冬でもないですが「MERRY X'MAS IN THE SUMMER」から始まり、「BAN BAN BAN」「スキップ・ビート」と続きます。
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ICTを活用した地域包括ケア―健康先進都市へ
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