地元が誇る古賀市市民劇団DAICOON(ダイコーン)の今年の音楽劇「我が故郷こが 花の如し」が10月30日、リーパスプラザこが(古賀市中央公民館)で上演されました。
公演は今年で8回目。地元の小中高校生から大人まで、いや人生の大先輩の方まで様々な世代が力を合わせ、古賀の歴史や風土を題材にした作品をつくり上げるのが、ダイコーンの魅力です。
私は4年連続4回目の友情出演となりました。高校時代に演劇部だったことでお声掛けいただき、毎年出演してきましたが、今年は台詞がぐーんと増え、少し焦りましたが、稽古にもこれまで以上に参加し、なんとか昔取った杵柄で「表現者」としての役割を果たせたかと思います。
今回の作品は、現在を生きる様々な世代の「私たち」にとってのたくさんの「そう遠くない過去」が軸。実際にワークショップとして古賀の住民の方々から聞き取った話をヒントに、様々な人生の場面が物語として重層的に構成されています。戦時体験、浜の運動会、松林の中の病院、商店街の思い出、小学校の怪談、夜空に打ち上がる花火――。劇中、「古賀は何もない場所」という台詞がありますが、その場所に生きてきた多くの人の「記憶」が、その多くの人の生きた営みそのものが、多くの人と人とのつながりが、このまちをつくってきており、それこそが至上の価値であるというメッセージになっています。
文化は人間の営みそのもの。その土地に生きる一人一人に人生があり、一人一人の人生がつながることでまちが豊かになっていき、新たな文化(=社会)が創造されていく。今回のお芝居のそんなテーマが、観てくださった皆さんの心豊かな人生につながっていると本当にうれしく思います。
稽古から本番まで参加し、子どもたちの一生懸命な姿を見ていると、こちらも多くを学ばされます。本番中、舞台袖から観る子どもたちの演技、歌、ダンスには心から感動します。
いつも友情出演をしてくださっている古賀のユカリクラシックバレエの皆さんの踊りは、物語最終盤の重要な場面で、雰囲気を高め、作品に深みが生まれました。
そして、こうした舞台を創り上げることができるのは、脚本や演出、ダンス、音楽の先生方、舞台監督や音響、照明などスタッフの皆さんがいらっしゃってのこと。本当にありがたく思います。午前と午後の公演の間の昼休みに一緒に撮影(↓)。
演劇は総合芸術。創作に参加すること、作品を観ること、みんなの力を合わせることで「ひとつの世界」をつくり上げる価値の大きさを、現場で実感することができます。
舞台への出演はいつもとても緊張しますが、今回も本当に有意義で楽しい時間でした。ご来場いただいた皆様に心から感謝を申し上げます。来年も頑張りますのでよろしくお願いいたします!
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対話集会のお知らせ!
地域をくまなく回って開催を続けている対話集会。今回は
日時:11月2日(水)19時30分~
場所:古賀東区公民館(福岡県古
この夏、田辺事務所でインターンシップを経験した九州大
野上さんが、古賀
お時間
では、野上さんからPR!
今回の政策提言のテーマは「地域で子育て『地育』推進事