福岡県議会12月定例会における本会議・一般質問の動画が県議会の公式HPに公開されました。私にとって就任以来、連続23回目の本会議での質問です。(こちら)
これまで同様、現場の「声」を政策形成に反映させるための提案を心がけました。テーマは▽骨髄移植ドナー登録の推進と県の役割▽県立特別支援学校の新設と開校までの就学機会の確実な保障▽放課後等デイサービスの「学校との連携」をはじめとする体制の強化――です。
お時間許す時にご覧いただけると幸いです。なお、就任以来の全ての質問動画も見ることができます。毎回質問しているので、画面が長~~~くなっています。
◇
福岡県議会12月定例会は14日から常任委員会を開催。私は所属する農林水産委員会で、議案審議と所管事務調査に臨みました。
今回の委員会で私から提起したのが、福岡県が誇るイチゴの王様「あまおう」の輸出促進です。特に古賀市(JA粕屋)産のあまおうの台湾輸出という県内唯一の成功例を踏まえて提起し、先輩議員から後押しもいただき、有意義なやり取りになりました。
古賀市のあまおう農家では2015年度から、台湾独自の残留農薬基準をクリアするため、福岡県産農林水産物輸出促進対策費や国の輸出に取り組む事業者向け対策事業を活用して、アブラムシの天敵(コレマンアブラバチなど)を使った生産に挑戦。この結果、私の知り合いの2戸の農家さんが生産したあまおうが15年12月~今年3月に6回の検疫をすべてクリアし、約1トンの輸出に成功しました。
さらに今年度は、生産農家が古賀市内の5戸に拡大し、昨年度の3倍の輸出を見込んでいます。私からこの間の取り組みと成果を質し、県輸出促進課は「(先行して取り組んだ)2戸の農家の圃場を展示圃として位置づけ、部会員に広く紹介したこと、販売価格が通常の市場価格より有利に取引できたことが、評価され、広がった」としています。さらに年明けには、残留農薬基準対応防除暦作成のため、県職員や生産者の皆さんが台湾で調査を行います。
私は今年3月の農林水産委員会で輸出拡大を求めていましたが、今回のやり取りではここで紹介した実績と見通しを確認したうえで、古賀市の先進事例を県内各地に広げていくように強く求めました。
「輸出のための農産物を作る」取り組みを、引き続きしっかりと支援していきます。
ちなみに、先日の「農家直売!軽トラ市」では、台湾に輸出するあまおうを生産している渋田さんとも話ができました。同い年です。
◇