福岡県宗像市の唐津街道・赤間宿に観光拠点施設「街道の駅 赤馬館」があります。
6日、単身で視察しました。突然の訪問にも関わらず、長尾洋二館長やスタッフの皆さんから分かりやすくご説明をいただくことができました。心から感謝します。
昔ながらの長屋造りの建物に、宗像市の特産品などがずらりと並び、くつろげる喫茶コーナーもあります。市内13のグループが日々交代で「食」のおもてなしをしており、郷土料理も味わうことができます。奥の和室に入ると、地元の皆さんによる迎春の飾りつけが迎えてくれました。
江戸時代の唐津街道は現在の古賀市にも青柳宿が置かれましたが、そのご縁から「青柳醤油」さんの商品もありました。
九州産業大学などの教育機関と連携した取り組みも進めているといい、地域おこしに「新たな視点」を加えてもいます。現在、喫茶コーナーでは、福岡教育大学に留学していたアンディさんの写真展が開催中です。
赤間地区コミュニティ運営協議会の皆さんや宗像市行政がしっかりと関わっており、地域振興の可能性の大きさを実感できました。
現在、話題になっている石油元売り大手「出光興産」の創業者、出光佐三氏の出生地であり、今年は「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の世界遺産登録の期待も高まる中、ますます注目をしたいエリア。皆様もぜひ!
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新春を寿ぐイベントが各地で開かれていますね。全力で回り、多くの皆さんと交流させていただいています。
7日は朝から立正佼成会福岡教会さんの新年の集まりへ。古賀市鹿部区の集会所で開かれた住民の皆さんの会合でも挨拶。さらに、古賀市身体障がい者福祉協会(山下実夫会長)の皆さんの新年会にも参加しました。
新年の挨拶では、福岡県が、私の所属する民進党・県政クラブが策定を求めてきていた「福岡県障がいを理由とする差別の解消の推進に関する条例」の制定に向けて取り組みを進めていることを報告。さらに、私が福岡県議会で提起してきた障がい者福祉向上に関わる問題について前向きな動きを中心に報告しました。
報告した議会提案と県政の前進について、以下、その概要を示します。
①障がい者の就業と生活支援
障がい者の皆さんが身近な地域で暮らし、働くための「障害者就業・生活支援センター」について、私から2016年9月定例会の本会議・一般質問で、近年の相談件数の増加と相談内容の多様化に対応するには、生活支援事業における国予算の著しい減少や、就労支援と生活支援で財源(予算の出所)が異なる現行の制度設計では「人材の確保など十分な対応が困難」との現場の声を知事に伝え、課題を提起しました。
小川洋知事は「生活支援事業の補助基準額の引き上げや、センターが効果的なサービスを提供できる制度の改善について、他の都道府県と課題の共有を図りながら、政府予算要望など機会を捉え、国に対し要望していく」と、取り組みを進める考えを明らかにしました。
参考=2016年9月26日付ブログ
2016年9月定例会の本会議・一般質問
②障がいのある子どもの教育機会の保障
福岡県教育委員会は、知的障がいのある児童や生徒が通う県立特別支援学校を今後10年間で新たに3校設置する方針を明らかにしました。城戸秀明教育長は県議会の2016年9月定例会の本会議で「今年11月を目途に、児童・生徒の確実な受け入れと良好な教育環境の確保のための整備方針を策定したい」と述べました。
私は「障がいのある子も、障がいのない子も、教育を受け、社会で生きていくための基礎を築いていくことは、普遍の権利」との思いから、県議会で特別支援教育の充実を具体的に求めてきていました。県教委によると、私がこの間に議会で指摘してきた「特別支援学校の児童生徒数の将来推計と実績値に大きな乖離が生じたこと」などを踏まえ、今回の推計は、各地域における傾向の違いを考慮。そのうえで、今後の教室不足などに増築で対応できないことなどから、古賀特別支援学校の通学区域(糟屋地区、宗像地区、遠賀郡)と太宰府特別支援学校の通学区域(筑紫地区)にそれぞれ学校を分離新設するほか、糸島市域の児童生徒を受け入れるための学校を新設する方向で検討しています。
参考=2016年9月28日付ブログ
2015年9月定例会の本会議・一般質問
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お櫛田さん詣で!
博多総鎮守・櫛田神社は子どものころから参っています。7日午後に参詣し、お神酒をいただき、川端ぜんざいも美味しい!