福岡県は今年2月から、友好提携を結んでいるバンコク都で、健康づくり・介護予防の支援を展開します。JICA(国際協力機構)の草の根技術協力事業を活用し、県内のNPO法人などと協力。タイでも高齢化が急速に進んでおり、超高齢社会の「先輩」として知見を広げていきます。
福岡県とバンコク都は2006年に友好提携協定に調印。環境、経済、文化、教育、観光、青少年健全育成など幅広い分野で交流、成果を上げています。田辺は福岡県タイ友好議員連盟の事務局長を務めており、昨年8月にJICA事業採択の報告を受けていました。
福岡県保健医療介護部がバンコク都保健部と連携し、地域単位で住民が健康づくり・介護予防を推進できるよう、住民リーダーの育成などを実施します。事業期間は3年。まずは2月上旬、県の保健師や学識経験者がバンコク入りします。
福岡県は認知症施策やロコモティブシンドローム(運動器障害により介護が必要な状態になるリスクが高まること)予防の推進に取り組んできました。さらに、2016年度からは「地域における健康づくり活動支援事業」をスタート。これは私が2015年6月定例会本会議で、古賀市が推進する住民主体の健康づくりの地域拠点「ヘルス・ステーション」の取り組みを示し、知事に健康寿命延伸を推進する重要性を提案した結果、実現したものです。(2015年6月29日付ブログ、2016年2月19日付ブログなど参照)

健康寿命延伸を提起した本会議・一般質問の様子=2015年6月
事業は今年度、県内9市町で計20回行われています。加えて、県主催の市町村向け発表会で、古賀市の保健師さんがヘルス・ステーションについて説明し、広く周知を図る機会も設けられました。
※骨密度の測定などの写真3枚は古賀市舞の里1区におけるヘルス・ステーションの様子(2015年5月)
今週も新年を寿ぐ会合が続きました。
わが家にも「広報こが」と「福岡県だより」が届きました。昔から知り合いの方や家族、自分自身が載っているとうれしいですよね~。最新号も注目です!