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地方政治と政党の価値―民進党全国青年大会

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民進党は確実に存続しており、この国の民主主義の前進のために全国青年委員会のネットワークを維持・発展させ、国民の皆様の生活課題を解決するための政策実現に向けて全力を尽くします。政党は国政のためだけにあるのでなく、地方政治においても重要な社会・政治資源であり、この共通認識のもとこれからも活動していきます。

 

 

3日午後、臨時の全国青年大会を東京の党本部で開催しました。2時間15分、大塚耕平代表にも全てご参加いただき、私たち、そして国民の皆様の「声」を伝えました。

 

 

党再生に向けて一丸となって取り組んでいくために心を合わせました。私は全国青年委員会事務局長として臨みました。

 
以下、私の挨拶と、この日採択した決議を示し、あらゆる立場の国民の皆様とともに歩むとの決意のもと共有させていただきます。

 

<田辺の挨拶>

 

 私たちが置かれている現状は、あらためて説明は申し上げません。この47都道府県において、本当にいろいろな事情を私たちの仲間の皆様が抱えている。私の福岡と、北海道と、東京と、島根と、ぜんぜん違う事情を私たちは抱えている中で、この全国青年委員会がこの6年間果たしてきた役割というのを振り返るに、多くのご意見を電話などでいただきました。「この全国のネットワークは何とか維持していきたい」と言っていたら怒られて、「発展をさせる」と表現すべきだと、前田強高知県議会議員から言われました。

 

 私たち青年議員は、実は2012年に津村啓介衆議院議員が青年局長・青年委員長に就任して以降、組織をしっかりつくろうということで、お集まりのように47都道府県すべてに青年組織をこの間に立ち上げました。そして、その青年組織がもう少し横でつながるように強めようということで、11ブロックのブロック制をとりまして、ブロックでの活動も本部からご支援をいただきながら展開をしてきました。

 

 そして、全国47都道府県・11ブロック、議員・非議員すべて合わせますと500人ほどになります。この全国の組織を、私たちで形づくってきた。そしてボトムアップ、しっかりと一人ひとりの意見が反映される組織にしようということを、反省を毎年踏まえながらやってまいりました。

 

 今回、わが民進党がこのような状況に陥って、11月に2回、青年組織所属のすべての皆さまに、県連も通じましてアンケートもとらせていただきました。そして、そのアンケートを集約させていただいたものについては、もう既にすべて大塚代表にお渡しさせていただいております。

 

 そして、この2回のアンケートと役員会等の議論も踏まえまして、本日提案をさせていただきます決議文、そして今後の青年委員会の運営がどのようにあるべきかという、一定の方向性を案としてお示しさせていただきます。この案はあくまで案ですので、実は本日の大会以前に、これもまた全国の都道府県連を通じて、この案文のデータ自体はもう既に青年組織所属のすべての皆様に届くようにさせていただいております。とはいえ、なかなか全部に行き届かない面もありますので、あらためて本日示した案についてもご意見をいただきながら、何とか前向きな方向にこの民進党全国青年委員会の組織網を未来につなげていきたいという強い思いを私たちは――あえて「私たちは」と申し上げますが、アンケートを全部読ませていただいても、やはり国政選挙だけの影響を受けてこの政党が分断されるということが、この国の民主主義にとっていいと思っている仲間は誰もいないと、私はアンケートも読ませていただいて感じました。

 

 私たち全国青年委員会が、たまたまですが、タイミングよくマニフェスト大賞も受賞いたしました。「日比プラン」、仲間の日比健太郎名古屋市議が亡くなる前に、白血病の闘病体験をもとにして、彼が政策提言をしてきてくれました。この政策提言を民進党全国青年委員会としてしっかりと形にしていこうということで、この1年間、その政策提言に基づいた各地方議会における意見書の議決と、それを国に出すということ、そしてまた市町村や都道府県で政策制度を新たにつくっていくということを、一気に1年間で実現できた。これは本当にこの組織があったからこそだと、私自身は、いや、おそらく皆さんは思っていらっしゃると思います。実はそうしたところが、授賞式に私も参りましたが、すごく評価をいただきました。「地方政治における政党の価値をしっかりと示してくれた」といった趣旨のご評価をいただきました。

 

 政党は、国政のためだけにあるのではない。ともすれば、今、回っていると「民進党、なくなったんだろう」とか簡単に、私、一軒一軒回っていても言われますが、「なくなっていないんですよ」と。ほかの新興の野党の皆さんになくて私たちにあるものは地方組織であり、自治体議員であり、そしてここにみんなで集まっている、私たち地方に関わる若手の政治家の一人ひとりであると思います。

 

 このネットワークを分断させないで、どのような形でこれからこの国の民主主義のために前進させていくことができるか。そうしたことをみんなで考える場をつくろうというのが、衆院選挙の後にいろいろなご意見の中でありました。ですので、今回臨時大会という形で、きょうこの場を設けさせていただきました。

 

 ぜひ、若者ですから、民進党を前に、民進党の仲間たちと私たちが前に進んでいけるよう、きょうは有意義な大会にしていきたいと思います。どうか活発なご議論とご意見をいただけましたらと思います。

 

 

<全国青年大会 決議>

 

 我々青年議員は、政権を担っていた前身の民主党時代から、「若い力を党勢拡大のエンジンに」を共通の認識として、「生活者」「納税者」「消費者」「働く者」のための政治をめざす「青年委員会」としての全国ネットワークを構築してきた。

青年委員会では、国会議員と地方議員の上下関係を排して「ボトムアップ型」の運営を行い、全国各地の地方選挙の相互支援はもちろん、国政選挙における支援活動や災害ボランティアなど党務に積極的に取り組んできた。また、政策研修会を毎年開催するなど研鑽し、政党支持率が厳しい状況にあっても地域の中で民主党・民進党の旗を立てて地道な活動を行っている。

 

 今年11月には、骨髄ドナー登録を推進するための全国各地での政策展開が高く評価され、全国青年委員会は日本最大の政策コンテストであるマニフェスト大賞で最優秀賞を受賞した。

 

 これは、急性白血病で亡くなった同志である日比健太郎名古屋市会議員が遺した白血病治療に関する政策提言を、我々の全国ネットワークを活用して、各地域・各地方議会で一斉に取り組み、実現した成果である。

 

 しかしながら、先の衆議院選挙の対応によって我々が所属する民進党は非常に厳しい状況に陥り、この全国ネットワークが分断される危機に見舞われている。

 

 我々全国青年委員会は、民進党の地方に根差した全国ネットワークは日本の民主主義を成立させる重要な価値ある政治・社会資源であり、これを存続・発展させるべきと考えている。

 

 このことを我々は自覚した上で、日本の民主主義の発展に、全国青年委員会の全国ネットワークを維持・発展させていくことをここに決議する。

 

以上

 

2017年12月3日

全国青年委員会

 

 

民進党のホームページでも報告されていますので、こちらもご参照ください。

 
   ◇
 
この日、上京のために福岡空港に向かう前はギリギリまで地元で活動。
 
 
 
 
古賀市の中央区のもちつきでは、子どもさんたちもとても楽しんでいました!

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