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Channel: 田辺かずきのブログ
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12月定例会 閉会 ―質問・提案のまとめ―

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福岡県議会の12月定例会は20日、本会議を開き、九州北部豪雨災害の復旧・復興対策として道路や河川の改良復旧などを盛り込んだ371億2100万円の今年度一般会計補正予算案などを可決、閉会しました。

 
補正予算には、「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の価値を発信するための大型映像設備の整備や新たな映像制作のための事業も含まれています。また、私が議会で取り上げてきた2018年度からの国民健康保険制度改革で、県が財政運営主体となることを受け、県が市町村から徴収する納付金の算定に関する内容などを盛り込んだ条例案も可決しました。予算特別委員会での議論を報告した2017年3月20日付ブログなどもご参照ください。
 
 
この定例会で、私は県議就任以来、連続27回目となる本会議での質問(一般質問)に臨みました。
 
 
今回の質問も、現場の県民の皆さんの「声」を原点に、課題解決のための取り組みを提案するように心がけました。サイクルツーリズムへの関心が国内外で高まっていることを受け、自転車を活用した地域振興策を提起したところ、知事は来年度の早期に県の基本的方向性を示す考えを初めて示しました。
 
また、生活困窮者自立支援制度の家計相談支援事業のモデルとなった県の多重債務者生活再生事業について、県が来年度に見直す方針が分かったため、私から、見直しに当たっては「代替策」として家計相談支援事業が県内60市町村で実施される必要があるが、現在は福岡市など12市が同事業を実施していない問題点を指摘。知事は12市に対し、実施を働きかける考えを示しました。
 
これら一般質問の詳細については、2017年12月12日付ブログにまとめていますのでご参照ください。
 
 
また、地元・古賀市での対話集会や糟屋郡内でのイベントで、鳥獣被害対策の強化について県民の皆さんからご意見をいただいていたので、これを踏まえて現状を調査したうえで、農林水産委員会の質疑で取り上げました。特に、捕獲の担い手となる狩猟者の免許取得助成事業を改善する必要性や、ジビエの流通促進のための市町村の広域連携による獣肉加工処理施設の整備を提案しました。こちらは2017年12月18日付ブログに詳報しています。
 
 
次回定例会は2月に始まり、これから編成される2018年度当初予算案を中心に議論することになります。
 
定例会が開かれていない期間こそ、県行政との議論の準備のため、地域を回り、生活課題を把握し、課題解決のための方向性を検討し、政策提案につなげる重要な時間です。年末から年始にかけても、これまで以上に「対話」と「交流」に努めて活動しますので、見かけたらぜひお声掛けください!

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