タイ王国の先端ファッションなどを紹介する文化交流促進イベント「THAI TEXTILE」が25日、福岡市内のホテルで開かれ、タイとの交流が深い首長としてお招きいただきました。
このイベントは、タイの政府機関と民間が連携し、東京、大阪、福岡で開催するもので、昨秋、福岡県議会の自治体外交が実り、同国の総領事館が福岡に開設されたからこそ実現した事業です。
8月3日に古賀海岸の清掃ボランティアをしてくださったアタカーン総領事から案内をいただきました。私と総領事との交流があるのも、県議として福岡県タイ友好議員連盟の事務局長を務めさせていただけたから。この日のイベントにはその時にお仕えした同議連の吉村敏男前会長、現在の守谷正人会長もいらっしゃっており、他にも多くのタイ関係者の皆さまと話ができました。もちろん、古賀市のPRもしっかりしてきました。
外国政府による日本へのアプローチを生かせるかどうかは、地方自治体の姿勢次第。こうした機会を通じて、人的交流を促進し、経済・観光の振興につなげていけるよう取り組んでいきます!
◇
9月1日は防災の日。
近年、毎年のように全国各地で大規模災害が発生し、直近でも佐賀県などで大雨による被害が生じています。いつ、どこで起きるか分からないことを大前提として、私たち一人一人が「備え」を強く意識して暮らしていかなければなりません。
市長として、古賀市の経営ビジョンにも「地域防災・減災体制の強化」を明確に位置付けています。
まずは、「自分の命は自分で守る(自助)」「自分が住んでいる地域は自分たちで守る(共助)」ことの重要性をお互いにあらためて確認しましょう。もちろん「公助」もとても大切です。古賀市では3年前の2016年3月に「総合防災マップ」を作成し、全世帯に配布しています。
地域防災・減災体制の強化には、県議時代から積極的に取り組んできました。古賀市内でも県事業を活用してもらった自主防災組織の設立や高齢者や障がい者など避難行動要支援者の個別計画策定、指定緊急避難場所の周知、県備蓄基本計画の策定、大規模盛土造成地の把握、原子力災害対応などを進めてきました。昨年6月には古賀市の玄望園で年1回の県総合防災訓練を開催しています。
なお、今年度の施政方針では、市長として以下の方針を表明しています。
□
地域防災・減災体制の強化も推進します。地域防災の要である消防団の将来にわたって持続可能なあり方を検討するとともに、機能向上のための備品配備等を継続して行います。また、自主防災組織の運営を引き続き支援するとともに、災害時に高齢者や障がい者などの避難行動要支援者の安否確認及び避難支援を可能にするため、必要な環境整備を行ってまいります。併せて、地域防災計画の見直しや防災訓練における学校や地域との連携強化にも取り組んでまいります。さらに、災害対策におけるドローンの活用や、IT環境の整備についても検討を進めてまいります。
災害対策や防犯対策を継続するとともに、災害時の避難行動要支援者の安否確認及び避難支援のための取組を推進するなど、すべての人が安全で安心して暮らせるまちづくりを推進します。また、地域と連携した防災・防犯活動を推進し、消防団や自主防災組織を核とした地域防災体制の確立をめざします。
① 地域防災計画について、県の改訂内容を踏まえて見直しを進めます。
② 地域防災力向上のため、古賀市消防団第8分団及び第18分団の小型可搬ポンプの入替を行います。
③ 災害時における高齢者や障がい者など避難行動要支援者の生命を守るため、個別計画の策定を推進します。
④ 防災情報や災害時における被災状況の把握のため、ドローンを活用し、災害対策における情報収集力の強化を図ります。
⑤ 地域防災力の向上と防災知識の習得を図るため、自主防災組織などの防災士資格取得の支援を継続します。
□
これからも地域防災力の強化に向けて様々な取り組みを進めていきます。
◇
第38回福岡救急医学会(会長=江崎卓弘・福岡東医療センター院長)が9月7日、古賀市で開催されます。救急医療に携わる方々のプログラムだけでなく、市民の皆さまを対象とした公開講座も開催されます。このほど江崎院長が市役所にいらっしゃり、福岡救急医学会の内容についてご説明をいただきました。
特に、市民公開講座についてお知らせしますので、皆さま、ぜひご参加ください。
日時:2019年9月7日(土)午後3時30分~4時30分
場所:リーパスプラザこが歴史資料館(古賀市中央2丁目13-1)
内容:①熱中症やインフルエンザに関する予防救急②救急車を正しく利用するには
講師:野田英一郎氏(福岡市民病院救急科)ほか
※入場無料