新年あけましておめでとうございます。今年も私たちのふるさとの「前進」のために全力を尽くしてまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
市長に就任して1年。私がまちづくりの「1丁目1番地」に位置付けて進めているのが、JR古賀駅周辺の開発です。中心市街地の活性化は古賀市の長年の懸案でしたが、昨年11月14日、駅東口周辺の最大地権者であるニビシ醤油さまと協力の協定を締結しました。さらに、開発のイメージ図を初めて公表。「古賀駅周辺のにぎわい創出」の具体的な推進に向けた重要な転機となりました。ニビシ醤油さまに心から感謝を申し上げます。
この開発を進めるに当たり、古賀市が力を入れて取り組んできた「健康づくり」の観点も重視しています。「歩く」をキーワードに、心地よく開かれた場所に「商い」の機能を付与した回遊性のある空間形成をめざします。まちの魅力を発信する拠点機能も必要です。これらの実現を図るため、昨年8月に国土交通省の提唱する「ウォーカブル推進都市」にもなり、国との連携を強化しました。
子どもたちから人生の先輩方まで、誰もが気軽に歩いて回り、買い物などが楽しめる。新たな発想で仕事を生み出す起業がしやすい。そして、誰もが暮らしやすい住まいがある。開発エリアの真ん中には、古賀駅と生涯学習ゾーンをつなぐシンボルロードを設けています。これからこの整備構想はさらに具体的に検討していきます。
市政課題は山積しています。その解決に向けて、2022年から10年間のまちづくりの基本指針となる「総合計画」の策定作業が本格化しており、現在、全ての行政区でタウンミーティングを開催し、市民の皆さまと「対話」をさせていただいています。観光・物産・情報発信の機能を強化していくため、プロジェクトチームを立ち上げ、検討を進めています。企業誘致の促進を図るための土地利用の転換、地域公共交通網の形成、公共施設の管理・更新、超高齢社会のおける医療・介護体制の強化、子育て支援・教育環境の充実、障がい者福祉の推進……。枚挙にいとまがない古賀市を取り巻く課題を、財政状況が厳しくなりつつある中、ひとつずつ丁寧に、スピード感をもって取り組んでいます。
2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。古賀市出身でラグビーワールドカップでの大活躍が記憶に新しい福岡堅樹選手や、バスケットボール日本代表の比江島慎選手の活躍も期待されます。古賀市と福津市でホストタウンを務めるルーマニアの柔道選手団も応援していきましょう。
すべての市民の皆さまにとって、飛躍の2020年へ!みんなで力を合わせて実り多い一年にしていきましょう!