本日、安倍内閣が総辞職しました。地方自治体の首長として、憲政史上最長という長きにわたり国家を運営してこられた安倍晋三首相に感謝し、敬意を表します。大変お疲れ様でした。
上の写真は私が安倍首相と最も接近した瞬間。2019年6月11日、首相官邸。東京オリンピック・パラリンピックに向けたホストタウン首長会議でご挨拶させていただきました。懐かしく思い出しました。
そして、第99代首相に菅義偉氏が就任し、新内閣が発足しました。心からお祝い申し上げます。国家の課題は様々ありますが、首長としては「地方」を主役とした分散型国家に向けたマネジメント、目前の新型コロナウイルス感染症対策における自治体支援が積極的に行われることを期待しています。
政治の役割は私たち生活を向上させること。そのためには、社会全体の多様なニーズの調和点を見出し、最適解を導くことが求められます。様々な意見がある中で、一つの結論に収斂していかなければならない。この困難性の極めて高い営みが民主主義の意義、政治家の本懐といえます。そして、導いた結論にも様々な意見が出るはずなので、当然、政治家が決断する際は政治的なリスクは伴いますが、この本質に正直であるべきだと考えています。むしろ、その本質も含めて住民の皆さんと共有することが求められると考え、これまで活動してきました。だからこそ、政治活動の原点が「対話と交流」にあります。
15日の市議会決算特別委員会の市長質疑でも、こうした考えに基づき、地域公共交通ネットワークの形成に関して答弁をさせていただきました。
新政権の船出に当たり、私自身、こうした決意を新たにします。自由、共生、未来への責任を基本理念として、民主主義が守られ、私たちの生活が向上する地域社会をめざし、これからも市政を運営してまいります。
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令和2年版の防衛白書について陸上自衛隊飯塚駐屯地から説明を受けました。
学生時代から外交・安全保障に関心が強く、県議時代も防衛議員連盟に所属。毎年楽しみしている防衛白書ですが、なんと今年で刊行50周年。1970年、中曽根康弘・防衛庁長官の時に始まったんですね。
わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増し、宇宙・サイバー・電磁波という新たな領域への対応も求められています。近年は毎年のように大規模災害が多発し、先日の台風10号の際も災害対策本部に自衛官の方に入っていただきました。新型コロナウイルスの感染拡大防止のための活動も記憶に新しいところです。
市民の皆さんの安全で安心な暮らしの確保を担う地方自治体として防衛省・自衛隊との協力関係は重要性を増しており、今後もしっかりと連携を図っていきます。なお、防衛白書はこちらから読むことができますのでご参照ください。