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補正予算成立―新型コロナ追加策/戦没者追悼式

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古賀市議会定例会の最終本会議が18日開かれ、新型コロナウイルス対策を柱とした今年度5回目の補正予算案や平成31年度決算をはじめとする全ての議案を可決・認定していただきました。議員の皆さんに感謝いたします。

 

定例会初日、補正予算など議案の提案理由説明の様子=2020年8月26日

 

補正予算には、事業者支援の第3弾として、大手チェーン店を除く市内のお店でキャッシュレス決済(PayPay)をすると、プレミアムとして20%が還元される消費喚起策を盛り込んでいます。11月に実施する予定です。そのほかにも、医療機関や福祉施設のオンライン面会設備の導入費用への補助や、妊婦支援の強化として新生児1人当たり10万円の特別給付などを予算化しています。

 

 

 

さらに、ウィズコロナ(コロナとの共生)とアフターコロナ(コロナ後)の社会を見据え、古賀市の魅力ある地域資源である「温泉」の施設を活用し、大都市からの起業・創業や移住・定住の促進も図ります。具体的には、新型コロナの影響も受けて閉館した薬王寺温泉の老舗旅館「快生館」さんの施設をリノベーションし、シェアオフィスやサテライトオフィス、コワーキングスペースなどとして活用していきます。今回は施設の工事費用を予算化しました。

 

今後、この新たなプロジェクトを軸に小野・薬王寺地域の魅力をさらに向上させ、中心市街地である古賀駅周辺の活性化や、地産地消の拠点「コスモス館」を含むグリーンパーク周辺などの青柳地域の開発とあわせて取り組み、古賀市全体の持続可能性を高めていきます。

 

補正予算の主な事業については、予算発表の際にこちらのブログにもまとめていますのでご参照ください。なお、いずれも国の地方創生臨時交付金を活用する予定です。

 

   ◇

 

17日、古賀市秋季戦没者追悼式を行いました。

 

 

戦没者の皆さまの御霊の安らかならんことを祈り、感謝し、不戦を誓いました。私たちの社会が平和であるからこそ、個人が尊重され、幸福を追求できます。その価値をあらためて共有したい。そして、戦争体験の追体験を急がなければなりません。政治の究極目標は世界平和。その決意を新たにしました。

 

以下、式辞の全文を掲載します。

 

   □

 

本日ここに、戦没者ご遺族並びにご来賓の皆様のご列席のもと、古賀市秋季戦没者追悼式を挙行するに当たり、市を代表し、謹んで式辞を申し上げます。

先の大戦が終わりを告げてから、早くも75年の歳月が過ぎました。

 

祖国の平和と発展を願い、愛する家族を案じつつ、苛烈を極めた戦いの中で傷つき倒れられた方々、あるいは戦後、遠い異郷の地で亡くなられた方々のご無念を想うとき、今なお深い悲しみが胸に迫ってまいります。

 

今日の平和と繁栄は、戦争によって心ならずも命を落とされた方々の尊い犠牲の上に築かれていることを、私たちはひとときも忘れてはなりません。

 

戦没者の皆様に哀悼の誠を捧げますとともに、ご遺族の皆様のご苦労に対し、心から敬意を表します。

 

戦争は、個人が尊重されることなく一人一人の自由を奪い、幸福の追求を阻むものです。ここに不戦を誓い、世界の恒久平和に向けた決意を新たにします。

 

現代は、先の大戦の体験者から話を聴き、その本質を知る機会が急速に失われており、戦争体験を追体験し、平和で安定した社会を築いていくことが私たち戦後世代の責務であります。

 

非核・恒久平和都市を宣言している古賀市は、平和首長会議に加え、今年度から日本非核宣言自治体協議会に加盟するとともに、子どもたちの修学旅行や「じんけん平和教室」での長崎訪問など次の世代へとつなげる取り組みを行っています。

 

これからも、平和の願いを次の世代へと継承し、ふるさと古賀の明るい未来を切り拓き、市民が安心して暮らせるまちづくりの実現に向け、全力を尽くしていくことを、今ここにお誓い申し上げます。

 

結びに、戦没者の御霊の永久に安らかならんことを、そして、ご遺族の皆様の今後のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、式辞といたします。

 

令和2年9月17日

古賀市長 田辺一城


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