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Channel: 田辺かずきのブログ
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私たち一人一人が大切にされる社会へ―いのち輝く

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劇団俳優座の有馬理恵さん、加藤頼さんたちによる「釈迦内柩唄」をリーパスプラザこが大ホールで上演。水上勉(1919-2004)の劇作。私たち一人一人に尊厳があり、その命は平等である。私たちがお互いを大切にすること。やさしさが希望ある社会をつくる。この素晴らしい作品を古賀市で観ることができ、心揺さぶられました。

 

 

 

自由と平等。私たちの社会は基本的人権が保障されなければなりません。日本国憲法第13条は個人の尊重と幸福追求権を定めており、私は最も重要な条文と認識しています。そして、古賀市は私たち一人一人が大切にされ、多様性を認め合い、誰もが自己実現を図れる地域社会をめざしています。

 

6日、私たち市民が人権について考え、学びあう一日。「いのち輝くまち☆こが2020」を開催しました。

 

 

落語家の笑福亭銀瓶さんの講演は、私たちが生きていくうえで、「原点」を大切にすべきことをあらためて認識できました。在日韓国人3世で日本に帰化した自らの歩み、朝鮮語を独学して公演を打つようになった心境の変遷。私のルーツとは何か。高座では「動物園」を披露してくださいました。笑いは健康につながりますね。

 

 

 

小中高生による人権作文の発表は毎年感心させられますが、今回は、性的マイノリティの皆さんの権利保障や、性によって「らしさ」を画一的に求めるべきでないことなどもテーマに。私も挨拶の中で、今年度から性的マイノリティの皆さんのパートナーシップ制度を始めたこと、在住外国人の皆さんとの多文化共生に向けた専門係を設置し、取り組んでいることを報告しました。

 

 

多様性を尊重する共生社会に向けて、みんなで手を取り合い、一歩一歩進んでいきましょう。

 

   ◇

 

この夏、古賀市は市内全ての中学3年生に学習支援ソフト「スタディサプリ」を導入したタブレット端末を配布しました。6日の「いのち輝くまち☆こが」で出会った生徒さんたちが、約3か月後の高校受験に向けて自宅での学習に端末を有効活用していると話してくれました。

 

 

新型コロナウイルス対策の一環。未知のウイルスと対峙していた緊急事態宣言下、今年度どれだけ休校せざるを得ないか誰も分からない中で、受験生だけでも先行して学校とつないでのオンライン学習や家庭での確実な自学自習の環境を整備する目的で決断しました。コロナ禍で様々な困難がありますが、頑張れ!


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