古賀市に立地する正興電機製作所さまから創立100周年の記念として太陽光発電と蓄電システムを寄贈していただき、災害時に福祉避難所となる市隣保館「ひだまり館」に設置しました。古賀市は持続可能な地域社会に向けて環境行政を強化しているところであり、心から感謝を申し上げます。
6日、添田英俊社長や本多慶昭・古賀事業所長など同社の皆さまにお越しいただき、寄贈式を開催しました。
蓄電システムは、昼間に太陽光発電を使いながら、余剰分を電池に蓄え、夜から翌朝に使用し、買電をできる限り少なくします。売電も可能になります。また、台風などの災害に備えて事前にバックアップモードに設定することで、停電に備えて満充電を優先することができます。
正興電機製作所さまは1921年創業。1960年に古賀町(当時)に拠点工場を稼働して以来、先駆的な事業を展開されている代表的な老舗企業です。新型コロナウイルス感染症が拡大していた昨年5月にはいち早く検温サーモカメラを寄贈していただき、市役所正面玄関に設置できました。また、昨年11月、次世代通信規格「5G」を活用した全国的にも先進的なプロジェクトで連携。ロボットによる警備や遠隔地と結んだ仮想空間上での会議、別々の場所にいる工場現場と設計者を結んでの作業などの実証に取り組んでいるところです。
さらに、新型コロナワクチンの職域接種もスタート段階から積極的に準備を進めてくださり、関連事業者の皆さんと共に既に1回目の接種を終えています。
古賀市のまちづくりの最重要政策のひとつが「産業力の強化」。これを掲げられるのも多くの企業の皆さまのおかげです。心から感謝し、今後もしっかりと連携を図ってまいります。
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10、11両日、新型コロナワクチンの集団接種を国立病院機構・福岡東医療センターとサンコスモ古賀で開催。私は公務が重ならない限り、会場を回っています。両日、医療従事者の皆さんに感謝を込めてご挨拶をさせていただきました。
医師や看護師の皆さんのご協力のおかげで、両会場とも土日フルスペックで運営できています。古賀市の接種は今後、65歳以上の高齢者から、基礎疾患者や障がい者、60~64歳に移行していきます。59歳以下は8月に接種を始められる見込みです。政府の掲げる10~11月の希望者の接種完了に向けてしっかり進めていきます。
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西日本新聞が9日付朝刊で「生理の貧困」を特集。読んでいると、期せずして古賀市も紹介していただいていました。全国の地方自治体に広がり、政府も動き、古賀市としても取り組んでいてよかったと思います。
古賀市は今年3月19日の市議会本会議で私が対策を講じることを表明し、その1週間後の同26日から市役所の人権センター、サンコスモ古賀の社会福祉協議会、児童館・児童センターで生理用品を無料配布。窓口設置の専用カードを提示することで、声に出すことなく受け取れます。本人証明なども不要。なお、小中学校は保健室で養護教諭から渡しています。