古賀市は「ワンヘルス」の理念のもと、人と動物の共生社会をめざしています。
今年度施政方針では「人の健康と動物の健康、環境の健全性は一つのものであるという『ワンヘルス』の考えのもと、動物愛護を推進します。令和3年度のクラウドファンディングの寄附金を活用し、地域猫活動をさらに支援し、適正飼養・終生飼養の促進、動物の殺処分ゼロをめざします」と表明しました。
古賀市が昨年度から「人と猫がともに幸せに暮らせるまち」をめざして実施した地域猫活動を支えるためのクラウドファンディング。多くの皆さまのご協力をいただきました。読売新聞の4月18日付夕刊社会面トップで大きく報道。同社のオンラインサイトでも読むことができます。ありがとうございます!
また、古賀市は「ペットと暮らすシニアの備えサポート」にも先駆的に取り組んでいます。「一人暮らしの高齢者が急に亡くなり、家にペットが取り残されている」「飼っているペットの面倒をみてくれる人がおらず、入院できない」。超高齢社会となり、深刻な問題として浮上しているのが高齢者とペットの飼育。高齢者福祉行政、犬や猫を扱う環境行政、介護事業者、市民ボランティアなど多様な主体の皆さんとの連携体制を構築しています。
◇
行政デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、古賀市は凸版印刷さまと協定を締結しました。18日、締結式を開催しました。
凸版印刷さまが行政DXで自治体と協定を締結するのは九州・西日本で初めて。古賀市は昨年度からデジタル推進課を設置し、行政手続きのオンライン化などの市民サービス向上や行政内部の事務効率化、テレワーク導入などを進めるとともに、今年度からはデジタル庁に職員を派遣し、政府の動きを迅速に捉えながら取り組んでいます。
一方、自治体としては手探りで課題が多いのも事実。そこで、古賀市に立地して半世紀以上のご縁があり、行政にはない知識や技術のある凸版印刷さまと協定を締結し、DXを推進することにしました。
具体的には、両者が連携し、国が提供する「マイナポータル」のうち、子育てや介護などの行政手続きの検索や電子申請を可能とする「ぴったりサービス」の利便性向上を図り、市民の皆さんの利用促進につなげます。さらに、社会におけるデジタル活用の浸透など、行政手続きのオンライン化に向けた課題を共有して、より効果的な方法を検討していきます。
今回の協定締結を契機として、行政DXに向けた取り組みを加速させていきます!
なお、凸版印刷さまのHPでも広報されていますのでご参照ください。
◇
古賀市環境市民会議「ぐりんぐりん古賀」さんの総会が19日に開催されました。人と自然が共生し、社会の持続性を高めるためのネットワークで、市民や企業など多くの皆さんが参加されています。
私からは、古賀市が福岡県と共に推進するワンヘルスの重要性を申し上げました。人の健康と動物の健康、環境の健全性は一つのもの。第5次総合計画や施政方針にも位置付けています。
さらに、この日は認定農業者協議会の総会へも。地元農家さんの花が出迎えてくれました。
第1次産業は国の根っこ。その思いで県議時代から地元の農家の皆さんと交流し、政策形成につなげてきました。米や麦、野菜、果樹、花卉、畜産。これからも都市近郊の強みを生かした取り組みを推進していきます!