東日本大震災から4年を迎えました。
被災地の皆さんに寄り添い、復興支援を進めていく中、この未曽有の大災害の教訓から学び、全国各地で地域防災力を高める取り組みが進められています。
私自身、2011年3月11日以来、福岡県の地域防災力を高める政策実現に全力を注いできました。
発生当日は、新聞記者時代に大規模災害の被災地を取材した経験を踏まえ、災害における政治・行政の役割についての見解をブログに速報(2011年3月11日付18時29分更新 )。夜には古賀北区と中川区での対話集会で、災害現場を取材した経験や防災における課題などをまとめたレジュメを急きょ作成、配布。防災体制の構築に向け、私の決意を申し上げました(同日22時更新のブログ 参照)。
福岡県議会議員に就任後、心がけたことは、被災地の現場に学ばせていただき、その教訓を福岡県で生かすことでした。
単身、2011年5月11~13日に福島県いわき市と宮城県気仙沼市、同年11月28~30日には宮城県石巻市、東松島市、女川町、南三陸町を訪ね、被災した住民の方々に直接、話を聞かせていただきました。被災地の皆さんは、本当に優しく、体験を話してくれました。
<2011年5月の訪問の報告>
被災地へ(1) ▽被災地へ(2)―災害弱者問題 ▽被災地へ(3)―災害弱者の避難 ▽被災地へ(4)―災害救援
<2011年11月の訪問の報告>
古賀の心を届ける―被災地再訪問(石巻、東松島) ▽被災地の皆さんと―石巻、女川、南三陸
被災地から福岡県に帰り、県議会で問題を提起する。福岡の住民の皆さんの地域防災力を強化する。それが、被災者の皆さんの優しさに応えることだと思いました。本会議の一般質問や予算・決算両特別委員会の場で問題を提起し続けてきたのは、このためです。
・防災拠点となる公共施設等の耐震化と指定緊急避難場所(2014年9月26日付 )
・実効性ある備蓄の促進(2014年3月18日付 )
・原子力災害時の広域避難体制(2013年10月29日付 )
・災害時要援護者の避難支援(2012年12月13日付 )
・地域における防災意識の向上(2012年3月12日付 )
・応急仮設住宅の指針(ガイドライン)策定(2012年3月6日付 )
・災害時要援護者の広域・集団避難体制(2011年7月11日付 )
こうした提起を続ける中、実際に地元・古賀市において、県と市が連携した地域防災力を強化する取り組みなどが広がってきています。
・花見東1区の防災訓練・ワークショップ(2015年3月4日付 、2014年11月3日付 )
・高田区のワークショップ(2014年9月29日付 )
・新原区の防災訓練(2014年2月25日付 )
・古賀市への原子力防災・広域避難(2013年12月1日付 )
・古賀団地区の防災訓練(2013年12月8日付 )
・古賀西小児童の津波避難訓練(2013年11月27日付 )
・古賀西校区の地域津波避難計画策定(2013年11月10日付 )
・古賀団地区の防災ワークショップ(2012年10月31日付 )
このほかにも、小野校区における自主防災組織の設立、花鶴3丁目区や古賀東区における災害時要援護者避難支援体制の確立をはじめ、古賀市において多くの県事業に取り組んできています。
また、2012年5月には県議会の所属会派として、宮城県石巻市などを訪問。災害廃棄物(がれき)広域処理に向け、現況調査を実施しました。可搬型放射能測定機器「サーベイメータ」を持参し、廃棄物の中間処理施設や仮置き場などを視察。これらを踏まえ、同年6月定例会の代表質問で北九州市の取り組みを後押しすべきとの視点から、知事に問いました。(2012年6月15日付ブログ 、2012年5月29日付ブログ 参照)
さらに1期目の任期後半は防災及びエネルギー・水安定供給調査特別委員会にも所属し、災害時の医療支援体制を拡充・強化する取り組みの現場で学ばせていただくなどしてきました。(2014年10月27日付ブログ など参照)
これからも、政治家として地域防災力の強化を推進していくため、全力で活動していきます。
がんばろう日本
ささえよう東日本
伝えよう古賀の心