在福岡タイ王国総領事館を16日に訪問し、ソールット・スックターウォン総領事と今後の交流の促進と深化について意見交換させていただきました。
私からは、古賀市の農業や自然の魅力、食品加工が盛んなこと、新ビジネス拠点の薬王寺温泉オフィス「快生館」の取り組みなどをご紹介しました。
県議時代に福岡県タイ友好議員連盟の事務局長を務め、総領事館の誘致に力を尽くしてきたので、首長としてこうして総領事と話ができることを感慨深く思います。この日の意見交換も次につながる有意義な時間でした。ありがとうございました!
◇
ジェンダー平等の実現へ、古賀市は女性の生き方を支えていきます。
新たな生き方や働き方を追求する薬王寺温泉の新ビジネス拠点「快生館」で、17日、女性の起業のきっかけをつくるデジタル人材育成セミナーがハイブリッドで開かれ、市内外の皆さんと一緒に私も参加しました。IT企業の「Asian Bridge」さんと時代の変化を捉えた地域活性化を支援する「あわえ」さんの主催。ノウハウの学びなど実践的で勉強になりました。
この他にも、その人がその人らしく生きていくことを支援しています。今年度はがん患者やがん経験者の皆さんの「アピアランスケア」をスタート。治療に伴う心理的負担の軽減、社会参加の促進、療養生活の質の向上。医療用ウィッグや胸部の補整パッド等の購入費を助成しています。西日本新聞が16日付朝刊やウェブ版で現状を報道してくれています。
◇
2023年度施政方針の執筆を始めました。まちづくりのすべてを包括し、整理し、書き上げます。今年度は1万字超。さあ、どうなるか。
毎年度、その理念を伝えることを大切にしています。今年度は、イギリスの文化思想家、ローマン・クルツナリックの『グッド・アンセスター わたしたちは「よき祖先」になれるか』を引き、長期思考で、未来の世代のために私たちが何を為すべきか、現在の私たちの選択が未来の世代を犠牲とすることがないよう、賢明さとは何か追い求めたいとの思いを込めました。
昨年度は、20世紀を代表する経済学者、ヨーゼフ・シュンペーターの『経済発展の理論(初版)』を引き、イノベーション(新結合)の重要性を提起。社会の価値観の変容を捉え、私たちの地域に「あるもの」を起点に様々な価値を結び付け、新たな創造につなげ、持続可能性を高めていきたいとの思いを込めました。
それでは、2023年度はどうしようか。私たちが直面するこの社会の現況、よりよき社会をめざすための理念、これらを訴えるにふさわしい書があれば、ぜひご教示ください。とはいえ、読む時間をつくることができるのか?!いずれにせよ、古賀市の未来を切り拓くため、しっかりと書き上げます!