選挙ドットコムを運営するイチニさんからお声掛けいただき、東京で18日に開かれた公民連携のトークセッションに参加。古賀市のまちづくりの理念や具体的な取り組みを紹介しながらお話しさせていただきました。オンラインで発信されました。
社会課題が複雑化・多様化し、技術革新など変化が速い時代。DXやシェアリングエコノミーの推進、多様な主体の経験や知見、感性の「掛け算」で課題解決のための政策形成の可能性を高めるため、民間の皆さんとの共創のまちづくりを進めていくことが現代の自治体経営で肝要と考え、実践しています。
こうした取り組みを知っていただいたことから今回お声掛けいただきました。薬王寺温泉オフィス「快生館」や古賀駅西口のエリアマネジメントをはじめとする私たち一人一人が新たな働き方・暮らし方によって快く生きるための「場」の実現や、社会課題の発見から解決策まで民間に丸ごと提案してもらう実証実験事業も紹介しました。
それにしても超久々に表参道から原宿を歩きました。若者とインバウンドの観光客の皆さんでいっぱい。にぎわいはいいですね。
◇
教育環境を改善し、好循環へ。
古賀市の夏休みは25日間。その分、週5日のうち4日は5時間授業。学習効果が低下する6時間目を減らし、ゆとりを生み、年間の全体最適化を図る。
共働き家庭が増え、全ての小中学校の教室にはエアコンを完備するなど、前提となる社会環境は変化。夏休みを短縮することで給食の日数も増やし、自宅に子どもだけがいる時間が減ることでエアコン稼働率が下がり光熱費など家計負担を軽減。経済的困窮対策でもあり、ひとり親家庭からは「安心して働ける」との声も。
教員の働き方改革がきっかけですが、子どもの学びと育ちの保障です。ブラックな職場は良い人材が集まりにくくなる。古賀市はこの取り組みが奏功し、古賀市で働きたいとの教員が増加し、教員になることを諦めながら教育実習に来た学生が思い直すケースも出ています。精神疾患による休職者は減りました。
ちなみに、古賀市は以前から市単独で予算を付けて小中学校全学年で原則35人以下学級に。全学校の水泳授業は民間に委託しています。
働き方改革は市民サービス向上のため。先月、市役所の働き方・オフィス改革をどーんと取り上げてくれた読売新聞さんが、学校現場にも着眼し、19日の朝刊で特集してくれました。ありがとうございます。国や県、自治体からも注目され、視察、問い合わせも増えています。
なお、記事でも触れられていますが、子どもたちや保護者の方々から私自身も直接「なぜなのか」と聞かれることがありますが、説明すると概ねご理解いただけますし、むしろ歓迎の声もいただきます。引き続き説明してまいります。