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Channel: 田辺かずきのブログ
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子どもが夢を持てる社会へ―NPO説明会で学ぶ

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次世代が希望を持って生きていける社会をつくっていくことは、私たち現役世代の最も重要な責任です。


子育て支援の充実、教育環境の整備、学力・体力の向上、貧困・格差対策、スポーツ・文化を通じた青少年健全育成など、様々なテーマで政策を推進しなければなりません。


地元の古賀市でも、子どもたちを大切に育てる多くの取り組みがあります。私も市のスタンドアローン支援事業での講演(2014年8月14日付ブログ参照)や、古賀市市民劇団Daicoon(ダイコーン)さんの舞台への出演(2014年9月30日付ブログなど参照)、古賀東小学校における「朝勉&朝弁」の視察(2014年11月20日付ブログ参照)などを通じ、学ばせていただいてきています。


スタンドアローン支援事業3


ダイコーン2


朝勉&朝弁2


こうした形で日々の活動の中でも、「次世代に社会をつなぐ」という意識を持って取り組んでいます。


29日は東京から戻り、福岡市内で開かれた特定非営利活動法人「子どもNPOセンター福岡」さんの会合に参加しました。古賀市を含む福岡都市圏の子どもと家庭の福祉問題を市民目線でまとめられた「ふくおか子ども白書2014」について説明を受けました。


ふくおか子ども白書


白書は、障がい児福祉や子どもの貧困、虐待、ひとり親家庭、いじめと不登校など様々なテーマでまとめられており、とても参考になります。政治・行政は、子どもを取り巻くこうした現状と課題を常に把握し、改善を図っていかなければなりません。


地元・古賀市における取り組みも紹介されています。


第4章「子どもと地域」の中の「行政とNPOの協働で地域に広がる乳幼児メディア啓発」で、「2014年4月から古賀市との協働でブックスタートでのメディアの啓発事業がスタートした。自治体が予算化しての乳幼児健診等での啓発事業は全国初である」と紹介されており、先進事例としての位置づけです。


子どもを取り巻く課題の解決のため、私自身、これまでも県議会で知事らに問題を提起し、取り組みを促してきました。


子どもの「ネット依存」については、2012年9月定例会・一般質問で私から知事に県としての対策を講じるように提案。これを受け、県が作成する冊子「ゆったり子育て 子育て応援団」に新たなページを設け、子育て中の親御さんに注意を喚起するようになった経緯もあります。2013年4月2日付ブログなどもご参照ください。


201209一般質問2
ネット依存と貧困の連鎖への対策を求めた=2012年9月


また、親から子への「貧困の連鎖」を断つことの重要性を指摘し、子どもへの学習支援に取り組むようにも求めてきました(2012年9月26日付ブログ参照)。引き続き、今回のような説明会・学習会にも参加しながら現況の把握に努め、県政に反映をしていきます。


なお、西日本新聞の2015年5月29日付朝刊がこの日の様子を報じてくださっていました。前向きな取り組みを多くの人に知っていただけることは、とてもありがたいですね。


西日本新聞


   ◇


29日夜は粕屋地区交通安全協会古賀支部(小塚義輝支部長)の定期総会へ。


交通安全協会1


私からは2014年中の県内の交通事故統計に触れながら、特に高齢者の死亡事故の重要性について申し上げました。事故発生件数は4万1168件と前年から2510件減少していますが、死者数は2人増の147人。中でも、65歳以上の高齢者が82人と全体の55.8%を占めており、さらに高齢者のうち75歳以上が48人に上っています。


また、議員提案による飲酒運転撲滅条例の制定やこれに基づく多くの皆さんのご協力の成果として、飲酒運転による事故は減少傾向にあるものの、依然として153件が発生しており、さらなる取り組みが必要とも申し上げました。



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