福岡県の2016年度当初予算案と今年度2月補正予算案の内容が明らかになりました。
私は22日に開会する2月定例会で、連続20回目の本会議質問に立ち、予算案を詳細に審議する予算特別委員会にも選任される見込みで、しっかりと内容を精査していきます。
当初予算案では、新たに、健康寿命延伸と介護予防などを目指した「地域における健康づくり活動支援事業」が盛り込まれました。これは2015年6月定例会本会議で、田辺が知事に提案した政策が実現したものです。（2015年6月29日付ブログ 参照）
県内の市町村が実施する健康づくりの取り組みに際し、骨密度測定器や血管年齢測定器、肺機能測定器を活用できるように県としてサポートします。9市町村でモデル事業として実施します。
上の2枚の写真は、2015年5月に古賀市舞の里1丁目で開催された「ヘルスステーション」での骨密度測定の様子。県議会での質問・提案の際もこの取り組みを知事に紹介し、今回の政策形成につながりました。2015年5月28日付ブログ でも報告していますのでご参照ください。
また、子どもの貧困対策では、私は2015年9月定例会で現在策定作業が進められている「福岡県子どもの貧困対策推進計画」に数値目標の設定を提案、実現し、実効性ある政策を求めてきた経緯があります。（2015年10月3日付ブログ 参照）
予算案を報じる毎日新聞2016年2月16日付紙面
この計画を実現していくため、県は予算案に▽児童養護施設退所者に対する大学進学費用の助成や同施設の人材確保のための実習指導の充実・新規採用職員への助成、同施設退所者等の自立支援のための家賃・生活費・資格取得費用の貸付に対する助成▽宗像児童相談所に一時保護所を併設する整備に関わる基本・実施計画▽県内4カ所へのワンストップ型相談窓口の設置▽生活困窮世帯の高校生に対する中途退学防止を図るための訪問相談支援▽スクールソーシャルワーカーの未配置市町村への配置▽コンビニと連携した子どもへの食品提供▽放課後児童クラブへの学習指導ボランティアの配置助成――などをメニューとして盛り込みました。
こうした中、都道府県別の「子どもの貧困率」が毎日新聞の報道で初めて明らかになりました（こちら ）。
私は前述した2015年9月定例会・一般質問で、福岡県の子どもの貧困率の独自試算を算出するように求めて初めて明らかにし、知事も「福岡県は全国的に高い」とみていましたが、今回報道された調査・研究による手法でも同様の傾向が明らかになり、深刻さが浮き彫りになっています。引き続き、しっかりとした政策形成と展開を求めていきます。
予算案の一部を紹介しましたが、議会における知事への質問・提案は極めて重要な機会であり、2月定例会もしっかりと臨みます。
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18歳選挙権の実現を受け、若年層の政治参加意識を向上するために政治からアプローチしていくことは、極めて重要な責務です。
15日、福岡県議会の所属会派としてインターンシップの大学生たちに説明会を開催しました。多くの所属議員が大学生を受け入れているため、合同で説明会を開催することが肝要と判断。まず、守谷正人幹事長（福岡市城南区）から心構えのあり方をお話しいただき、私からは地方政治と国政の仕組みの違い（二元代表制と議院内閣制）や県議会の役割について説明しました。
この日は説明会の他にも、22日開会予定の2月定例会の運営を検討する議会運営委員会や、会派として知事らへの政策提案を検討する政策審議会、福岡県タイ友好議員連盟事務局長としての県行政とのやり取り、民主党青年委員会事務局長としての務めなど盛りだくさん。
さらに夕方からは民主党福岡県連青年委員会を開き、大学生たちと交流することもできました。あっという間、とても刺激的で濃密な一日でした。
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「広報こが」や「こが市議会だより」が配布されています。
広報こがでは、小川洋知事の古賀訪問も報告されています。多くの皆さんにご一読いただけると幸いです。
なお、ふくおかインターネットテレビ では映像がご覧いただけます。私のブログは2016年1月24日付 をご参照ください。