予算特別委員会で5日連続の登板。
16日は教育費で「子どものインターネット適正利用の推進」をテーマに質問しました。私は2012年9月定例会本会議で「子どものネット依存対策」を初めて取り上げ、福岡県も全庁的そして官民一体となって取り組みを進めています。(2012年9月26日付、2013年4月2日付ブログ参照)
対応が必要な背景として、スマートフォン等の使用時間が長いほど学力に影響を与えるという相関関係が全国学力・学習状況調査でもはっきりと表れ、ネットいじめも依然として発生していることがあります。さらなる対策の強化が急務です。
以下、私の提起を契機として新たに分かった現状や課題も含め、報告します。
①県内各地の小・中学校PTAでスマートフォン・メディア関連の子どもの使用制限(約束・けじめ)を「宣言」しているのは、小学校7.1%、中学校22.8%(2015年度)。親子でネットに関するルール作りを行う有効な機会なのでPTAとの連携を強化して取り組みを推進する。
②県内全ての小・中学校で「保護者と学ぶ規範意識育成事業」としてネットいじめ防止を取り上げているが、保護者の参加率が小学校34.5%、中学校8.6%に止まっていることが課題。参観日に実施するなど開催に工夫が必要。
③今年度、モデル的に県内6校で事業実施した演劇を通じてコミュニケーションの大切さやネット適正利用の重要性を子どもたちに気づかせるシアタープロジェクトは高い効果が認められたが、対応できる学校数が限られるために事業を再構築。2016年度は教員研修会の開催等で同様の成果を上げられるように取り組む。
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予特・子どものインターネット適正利用の推進
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