日々、暑いですね。皆さん、お体ご自愛下さい。
季節に関わらず、朝の駅立ちは続けています。3日朝はJR古賀駅で挨拶。8~9月の2カ月間、インターンシップで私の事務所に入る大学生らも初めて一緒に。県政報告の最新号を配布し、多くの皆さんに受け取っていただきました。
![古賀駅1]()
![古賀駅2]()
![古賀駅3]()
笑顔でしっかり配ってくれて、とても力になります。たくさんの激励もいただき、感謝!この夏も駅立ちをしっかりと頑張ります!
◇
北欧視察ではフィンランドの高齢者福祉の現場も訪ねました。
![フィンランド13]()
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「病院で人生の最期を迎えるのではなく、自宅で天寿を全うできる社会を目指している」
7月28日、首都ヘルシンキ市のナーシングホーム「イタケスクス(Itakesukusu)」で、責任者の女性が強調した点です。今回の訪問では、福祉先進国のフィンランドが、高齢者の介護政策の中で「住宅」の役割を重視するだけでなく、介護サービスを提供する「施設」においても自宅のように暮らすことができるケアを目指していることがよく理解できました。
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ここに入居しているのは、平均年齢85歳で大半が認知症の方々。グループホームの形で24時間のケア体制が整備され、デイプログラムの通所利用者もいます。介護士や看護師、理学療法士など総勢80名で対応。利用者一人当たり0.64人のスタッフ数になるといいます。
「どんなに認知症になっても、ここに住み始めたら、全力でサポートし、守っていくのが基本。フィンランドでは『高齢化=病気』という意識では全くない。その人が(最期まで)意味ある人生を送れるようにしていくことが大切です」
手厚い人員配置で、利用者一人一人を「(介護)サービスの対象」として見るのではなく、活動的な一人の人間として見ることを重視し、それぞれのニーズに的確に対応しています。
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私もこれまで日本国内の宅老所をはじめ介護事業所での現場取材を通じ、認知症介護には「生活環境を変化させない」ことが大切だと学んできました。それは、介護施設であっても、自宅で暮らしていた時と変わらない状況を極力作り出すこと、それが一人一人を大切にする介護のあり方と教えていただいてきました。今回訪問したこの施設でも、できるだけ家庭的な雰囲気を作りだすことに力を注いでおり、スタッフも普段着姿で活動していました。
また、参加型プログラムも重んじ、高齢者向けトレーニング機器を活用した運動や居住者同士で話し合う機会、歌う機会なども意識的に作っていました。また、お隣は幼稚園で、子どもたちとの交流の機会もあるといいます。
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そして、利用者1人当たりにかかる費用は月5000ユーロほどであるにもかかわらず、利用者は「収入の80%」を支払うだけで済みます(しかも、利用者の手元に一定金額が残るように徴収されます)。つまり、介護の費用を利用者の支払いだけでまかなえることは少ないとみられ、残りは公費で負担されます。
利用者の家族からは「安心できる。もっと早く来ることができていれば」という評価が多いといいます。夫婦で住むことも出来るとのことでした。
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日本の社会保障制度を考えていくうえで、とても参考になる現場でした。今後の活動に生かしていきます。
季節に関わらず、朝の駅立ちは続けています。3日朝はJR古賀駅で挨拶。8~9月の2カ月間、インターンシップで私の事務所に入る大学生らも初めて一緒に。県政報告の最新号を配布し、多くの皆さんに受け取っていただきました。



笑顔でしっかり配ってくれて、とても力になります。たくさんの激励もいただき、感謝!この夏も駅立ちをしっかりと頑張ります!
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北欧視察ではフィンランドの高齢者福祉の現場も訪ねました。



「病院で人生の最期を迎えるのではなく、自宅で天寿を全うできる社会を目指している」
7月28日、首都ヘルシンキ市のナーシングホーム「イタケスクス(Itakesukusu)」で、責任者の女性が強調した点です。今回の訪問では、福祉先進国のフィンランドが、高齢者の介護政策の中で「住宅」の役割を重視するだけでなく、介護サービスを提供する「施設」においても自宅のように暮らすことができるケアを目指していることがよく理解できました。




ここに入居しているのは、平均年齢85歳で大半が認知症の方々。グループホームの形で24時間のケア体制が整備され、デイプログラムの通所利用者もいます。介護士や看護師、理学療法士など総勢80名で対応。利用者一人当たり0.64人のスタッフ数になるといいます。
「どんなに認知症になっても、ここに住み始めたら、全力でサポートし、守っていくのが基本。フィンランドでは『高齢化=病気』という意識では全くない。その人が(最期まで)意味ある人生を送れるようにしていくことが大切です」
手厚い人員配置で、利用者一人一人を「(介護)サービスの対象」として見るのではなく、活動的な一人の人間として見ることを重視し、それぞれのニーズに的確に対応しています。




私もこれまで日本国内の宅老所をはじめ介護事業所での現場取材を通じ、認知症介護には「生活環境を変化させない」ことが大切だと学んできました。それは、介護施設であっても、自宅で暮らしていた時と変わらない状況を極力作り出すこと、それが一人一人を大切にする介護のあり方と教えていただいてきました。今回訪問したこの施設でも、できるだけ家庭的な雰囲気を作りだすことに力を注いでおり、スタッフも普段着姿で活動していました。
また、参加型プログラムも重んじ、高齢者向けトレーニング機器を活用した運動や居住者同士で話し合う機会、歌う機会なども意識的に作っていました。また、お隣は幼稚園で、子どもたちとの交流の機会もあるといいます。


そして、利用者1人当たりにかかる費用は月5000ユーロほどであるにもかかわらず、利用者は「収入の80%」を支払うだけで済みます(しかも、利用者の手元に一定金額が残るように徴収されます)。つまり、介護の費用を利用者の支払いだけでまかなえることは少ないとみられ、残りは公費で負担されます。
利用者の家族からは「安心できる。もっと早く来ることができていれば」という評価が多いといいます。夫婦で住むことも出来るとのことでした。

日本の社会保障制度を考えていくうえで、とても参考になる現場でした。今後の活動に生かしていきます。