8月15日。不戦を誓う「終戦の日」です。
政治の究極目標は「世界平和」。全ての政治家は、この社会に生きるあらゆる立場の人々の生活の現場における平和と安定を目指し、全力を尽くさなければならないと考え、活動しています。
戦後71年。先の大戦の記憶を風化させてはなりません。戦争を体験していない私たちの世代が、戦争体験者の方々から話を聞かせていただき、「追体験」し、次世代につないでいくことが、真の平和の実現につながると信じます。
この日、福岡武道館で開かれた「平成28年度 福岡県戦没者追悼式」に参列。全ての先人に感謝し、御霊の安らかならんことを祈り、哀悼の誠を捧げました。私たちは、戦後80年に向け、この国の平和と繁栄の意味を日々見つめなおしていかなければならないと、あらためて決意しました。
報道によると、同時刻に日本武道館で開かれた全国戦没者追悼式で、天皇陛下は「深い反省とともに、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から哀悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」と、平和を祈念するお気持ちを示されました。
福岡県の追悼式では、福岡県遺族連合会(古賀誠会長)として、天皇陛下に靖国神社を参拝していただける環境を整えたいとの思いから、いわゆるA級戦犯の方々の分祀を求める考えもあらためて示されました。様々な考えがあることはもちろん承知していますが、こうした思いもしっかりと受け止めなけらばなりません。私は、今年ご逝去された母校・福岡高校の同窓会長で遺族会会長代行だった新宮松比古・元県議会議長と二人でお話しした際、同じ思いを聞かせていただいたことを昨日のことのように思い出します。
「不戦の誓い貫く」――。この日の毎日新聞の夕刊1面トップ(西部本社版)の見出しにある通り、次世代に平和をつないでいくため、心を一つにしたいと思います。この国の8月は、そのためにあります。
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世界平和のために―不戦を誓う、終戦の日
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