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憲法の価値と役割を考える―新聞記者と語る未来

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日本国憲法の価値と果たしてきた役割を考える「記者と語る 憲法の未来」を3日夜に開催しました。

憲法1

初めての試みでしたが、会場のリーパスプラザこが交流館(福岡県古賀市)には、古賀市はもちろん福岡・北九州両政令市、宗像市、福津市、糟屋郡などから多くの皆さんに集まっていただくことができました。

ゲストとしてお招きした毎日新聞の先輩、遠藤孝康記者(現・長崎支局次長)には、多くの憲法学者の方々らへの取材に基づき紙面で「憲法を読む」を計50回連載し、現行憲法の価値を分かりやすく伝えてきた経験を踏まえ、客観的・論理的にご発言いただきました。会場全体で理解を深めることができ、心から感謝します。

憲法2

今回は、日本国憲法を巡る現況から確認。直近の参院選の結果、与党など改憲に前向きとされる勢力が衆参両院で3分の2を確保したことを踏まえ、憲法96条を読み直しました。

そのうえで、憲法前文を読みました。ここでは、多様性の尊重を意識して作られた動画(こちら)も観ました。そして、憲法を守らなければならないのはいったい誰なのか、憲法99条の憲法尊重擁護義務を読み、憲法は国民が権力者を縛るものであり、法律とはベクトルが逆であることを確認しました。

憲法5

その後、基本的人権の尊重をクローズアップ。憲法13条の個人の尊重と幸福追求権を読み、自民党改憲草案から「個人」が消え、「人」となった事実を共有。私からは、母校・慶應義塾大学の福澤諭吉先生の「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」もあらためて紹介しました。遠藤さんからは、改憲草案における表現の自由の制約や家族の相互扶助義務などにも言及していただきました。

このほかにも、憲法9条の戦争の放棄と平和主義、自衛隊の存在などについても。私からは改憲草案にある「緊急事態条項」の創設が、三権分立や地方自治、私たちの人権保障を危うくする可能性が大きいことの懸念を申し上げました。

憲法8

意見交換も活発でした。特に参加者の方々から180度異なる考えが出される会合となったことに、憲法13条(個人の尊重、幸福追求権)を基礎として多様性を重んじ、民主主義を基礎としながら立憲主義で縛られる立場の政治家として心からありがたく思いました。

大学生も参加してくれ、現在インターンシップを経験している九州大学1年の野上紗羽さんには司会を務めていただきました。かつてインターンを経験した九州大学4年の井上怜さんは会の最後に率直に感想を述べてくれました。

憲法6

憲法7

また、会の冒頭には、田辺かずき後援会の時田正彦会長からもご挨拶をいただきました。

憲法3

約2時間では時間が足りませんでした。政治家だからこそ、憲法を主題として国民の皆さんとの対話の機会を創出する義務があると再認識でき、大いに学ばせていただきました。

ちなみに「誰でも参加できるように」との思いから、お二人の手話通訳の方にご協力いただきました。また、会場とは別の部屋に「親子ルーム」をつくり、子連れの方でも映像と音声を送る試みも行ってみました。実際に使っていただき、ありがたく思います。

憲法4

今後も継続して開催していきます!

   ◇

福島県いわき市議選が4日、告示されました。投開票は11日。

私は告示に先立ち、1日~2日、いわき市入り。飛行機と特急を乗り継いで片道約7時間の道のりです。現地では、3期目を目指す同じ若手の仲間、福嶋あずさ市議の活動支援を行いました。福嶋さんは私が事務局長を務める民進党全国青年委員会の副委員長として頼りになる存在です。今回もなんとしても当選してもらわなければなりません!

福嶋あずさ市議1

福嶋あずさ市議2

ちなみに事務所にはキッズスペースがあり、素敵でした。私の選挙事務所にも設置していたのを思い出します。

福嶋あずさ市議3

頑張れ!!


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