福岡県議会9月定例会の一般質問では、地元・古賀市の健康づくりの先進的なケースである「ヘルス・ステーション」をあらためて取り上げました。
ヘルス・ステーションは、住民の皆さんが主体となり、地域(行政区)単位で公民館などに設置・運営され、子どもから高齢者まで参加できます。市は設置のために地域に補助する事業を展開し、骨密度測定器をはじめ健康測定機器の貸し出しや健康づくり推進員の方々の派遣などを実施。保健師さんや看護大学の皆さんも重要な役割を担っています。全国的にも高く評価され、日本公衆衛生協会の「衛生教育奨励賞」も受賞しています。(2016年12月29日付ブログ参照)
私が2015年6月定例会の本会議で、古賀市の先進事例を参考にして県内各地に広げていくよう知事に提案(2015年6月29日付ブログ参照)。これをきっかけとして、県が2016年度から新規事業を立ち上げました。県は市町村が行うイベント等に骨密度測定器などの健康測定機器を貸し出し、測定者を派遣しています。
今回は、私からこの事業成果を問いました。知事の答弁によると、昨年度は9市町で24回、延べ6984人が利用。参加者からは「健康への関心が高まった」「健診の受診を希望したい」などの声があり、知事は「健康づくりに取り組む動機づけ、きっかけになった」と評価しました。(詳細は2018年9月20日付ブログ参照)
現在のところ、社会全体に健康づくりを推進する機運が十分に醸成されているとはいえません。今年8月に設立された「ふくおか健康づくり県民会議」の趣意書でも「本県における健診の受診率、食生活や運動習慣など生活習慣の改善は決して十分ではなく、県民一人ひとりに健康づくりの取組みが浸透しているとは言えない状況」との現状認識を示しています。
これから、私たちがさらに知恵を出し合い、工夫した取り組みを進めていく必要があると実感しています。強く意識し、まちづくりを進めていきます。
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16日は敬老会が本格化しました。
地元・古賀市の花鶴丘3丁目区→東浜山団地区→花見南区→花見東1区→中央区→古賀南区→薦野区→高田区へ。多くの人生の先輩方と交流させていただき、感謝します。
挨拶では、お祝いを申し上げたうえで、人生の先輩方、先人の皆様が築いてくださってきた古賀市の強みを生かすまちづくりについて私の決意を。
各地で敬老会を企画・運営してくださった自治会役員の皆様に心から感謝します。