福岡県議会の9月定例会が12日、閉会しました。
この定例会で、私は県議就任以来の7年半で連続30回目となる本会議での質問(一般質問)に臨みました。また、2017年度決算を審議する決算特別委員会では、会派を代表する理事として他の会派との調整に当たり、質問にも立ちました。
議員にとって質問は、住民の皆さんの生活課題を解決するための政策を実現する重要な機会です。県議としてこの機会を最大限生かしていくことを意識してきました。
今回は、特に県としての市町村支援に焦点を当てました。本会議では、地元の古賀市のまちづくりにとって極めて重要な「企業誘致を推進するための市町村支援」を取り上げ、知事からは「県として、社会経済情勢、経済構造の変化と企業動向を的確に見極めながら、市町村としっかり連携をして、それぞれの地域の強みを活かした企業誘致、これに積極的に取り組んでいく」との答弁を得ました。
加えて、「企業と連携し、県民の皆さんの参加を促す健康づくりの推進」も取り上げました。古賀市が市内企業を巻き込んで実施した職域対抗のウォーキングイベント「歩く王決定戦」が実効性を上げていることを紹介。さらに、県として携帯電話やスマートフォンの端末を活用した「健康アプリ」の導入し、県民の皆さんに健康づくりに取り組むインセンティブを付与する仕組みを構築することを提案しました。(2018年9月20日付ブログ参照)
決算特別委員会では、市町村の地域包括支援センターにおける社会福祉士など専門職の人材確保について、確実な財源確保を国に求めるよう、県に要請しました。また、市町村の地域課題を解決するために「ソーシャルワーカー」の任用を広げていくことを提案しました。この際、私から全国市長会の研究会が提言した「協働地域社会税(仮称)」を示しながら、財源確保の重要性も指摘しました。福岡県はその重要性について認識を共有しました。(2018年10月9日付、同10月7日付ブログ参照)
12日の最終の本会議では、知事から提案された決算関連議案のうち2017年度一般会計決算1件を不認定とし、他19件を認定、閉会しました。決算の不認定は22年ぶり。一般会計には職員研修に関わる経費が含まれており、近年稀にみるペースで職員の逮捕者等が続出していることを踏まえ、議会として不認定と判断しました。
この定例会では、既に7月豪雨の被災者支援や大阪府北部地震を受けたブロック塀の安全確保、緊急輸送道路の整備による地域防災力の強化などを盛り込んだ約284億3500万円の一般会計補正予算案など21議案を可決しています。さらに、最終の本会議では県議選の福岡市東区の定数を変更して「5」とする議員定数条例も可決したので、定例会全体では計41議案を可決・認定しました。
福岡県議会議員に就任させていただき、8年目。知事と県行政に対して、住民の皆さんから聞かせていただいてきた多岐にわたる社会課題を提起し、多くの質問をしてきました。下に添付した質問一覧の画像をぜひご参照ください。少なからず、県の新たな政策、取り組みにつなげられてきたと自負しています。
これからも徹底した現場主義を貫き、様々な政策を実現すべく活動してまいりますので、よろしくお願いいたします!
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定例会の開会中の終盤も、時間の許す限り、全力で地元を駆けまわっていました。
朝は連日、古賀市内の各駅に立ってきました。9日は古賀駅、10日は千鳥駅東口、11日は千鳥駅西口、12日はししぶ駅で挨拶。
11日は駅から古賀市シニアクラブ連合会さんのゲートボール大会に向かい、皆さんと交流。その後、県議会に直行しました。
7、8両日は古賀市芸術文化の祭典へ。市民の皆さんの素晴らしい作品がずらり。舞台も見応えがありました。染色家の私の母も教室の生徒さんたちの作品とともに出展していました。
と、会場の中央公民館の展示コーナーを見ると、猫になった自分の写真が掲示されていてびっくり。
劇団DAICOON(ダイコーン)さんの10月28日の10年目ありがとう公演「こがブギウギ物語」のお知らせでした。私は毎年恒例の特別出演。皆さん、こちらもよろしくお願いいたします!
8日は古賀西校区のスカットボール大会にも。
日々、多くの皆さんと交流させていただき、心から感謝します!