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Channel: 田辺かずきのブログ
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国連ハビタットによるゲル地区の住環境改善

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国際連合のハビタット(人間居住計画、本部・ナイロビ)は、世界各地の都市化と居住の問題に取り組む国連機関です。


福岡県には「アジア・太平洋地域の統括事務所」としての福岡本部 があります。こうしたハビタットの地域本部は、福岡のほか世界に3カ所(リオ・デジャネイロ、カイロ、ナイロビ)しかなく、極めて重要な役割を担っているといえます。


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ウランバートル市内に広がるゲル地区


福岡本部管内のモンゴルにも2006年、首都ウランバートルに現地事務所を設置し、「ゲル地区の住環境改善」をはじめとするプロジェクトを展開しています。日本政府も資金供与しています。所属会派として7月29日に事務所を訪問し、National Programme Manegerを務めるエンフツェツェグ(Enkh-tsetseg)氏から現状と課題を聞き取りました。


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ウランバートルでは急速に都市化が進んでいます。外務省によると、モンゴルの国土面積は156万4100平方キロメートルで日本の約4倍。一方、人口は約286万8000人(2012年、モンゴル国家統計委員会)と少ない中、特にウランバートルに131万8100人(同)が居住しており、人口の集中が進んでいます。


現地で人口集中が加速していることを実感できます。街中では高層住宅の建設が進んでおり、ラッシュの様相を呈していました。


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街の中心部で高層住宅が建設される一方、移住してきた人たちはその周囲にゲルや簡易的な住宅を建てており、こうした地域は「ゲル地区」と呼ばれています。


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ゲル地区は基礎的なインフラが整備されておらず、国連ハビタットとして居住環境の改善を進めています。最大のポイントは「住民の皆さんと話し合う場を作り、改善に取り組むこと」(エンフツェツェグ氏)です。当該地域に何が必要なのか、住民同士が話し合うことで課題を見出し、取り組みの起点とするボトムアップ型のプロジェクトを展開。排水溝や街灯、高齢者の拠点、井戸掘りなど様々なニーズをくみ取った事業を進めてきました。


このプロジェクトでは住民に資金を提供し、使途を決定するといいます。エンフツェツェグ氏は「自分たちで頑張れば、(課題を)何とかできると住民が実感(体感)することで(地区改善を)続けられる。活路を見出す『自発性』が生まれている」と述べ、その効果を強調していました。


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   ◇


3日夜の夏祭りは古賀北区と久保区の2カ所。雨が降る中、どちらの会場も多くの皆さんで盛り上がっており、アンビシャスよさこい隊の子どもたちのパフォーマンスやカラオケ大会を楽しませていただきました。一緒に盆踊りも。汗だくになりました。


夏祭り古賀北3


夏祭り古賀北1


夏祭り古賀北2


どちらの会場でも挨拶をさせていただき、夏祭りをはじめとする地域行事で世代間交流を進めていただいていることに感謝を申し上げました。


   ◇


新しい朝が来た!1928年制定の夏の風物詩・ラジオ体操。この夏、私の長男も皆勤で頑張っています。懐かしいですね。私の育った地域は花鶴3号公園に集まり、体操をしていました。


ラジオ体操


4日は時折雨も降る中、中川区をひたすらに歩き、汗だくになりました。インターンの大学生も頑張ってくれました。途中、県議会で政策審議会の企画会議へも。


なお、8月6日(水)午後7時半から中川区公民館で対話集会を開催します。ご家族、お知り合いでお声掛けの上、多くの皆さんにご参加いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。



がんばろう日本

ささえよう東日本

伝えよう古賀の心



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