古賀市は性的マイノリティのカップルや事実婚の関係にある方々の「パートナーシップ宣誓制度」を2020年度からスタートします。21日、記者会見で発表しました。福岡市との「都市間相互利用」も可能にします。福岡県内では政令市の福岡市と北九州市が制度を既に導入していますが、都市間相互利用で連携する方針が明らかになるのは福岡市と古賀市が最初のケースになります。
早速、朝日新聞が2020年2月22日付朝刊で報じてくれました。
なお、パートナーシップ宣誓制度の導入は、九州の政令市・県庁所在地以外の市町村では古賀市が初めて。導入について、私の市長就任後に庁内で指示し、人権センターが精力的に検討を進めてきました。9月定例会では平木尚子議員(公明党)からの同じ問題意識からのご提起もいただき、このほど制度の内容を確定させました。
性自認や性的指向などさまざまな事情から法律上の夫婦になることができない皆さんは、法制度上はもちろん、医療や居住など日常生活を送る上でもいろいろな制約を受けています。古賀市として今後、制度を広め、まち全体で性の多様性についての理解を深めていくきっかけにしていきます。
この間、当事者の皆さんから話を聴かせていただくとともに全国に三十数自治体ある先行事例を研究し、福岡市の高島宗一郎市長とも都市間相互利用について意見を交わし、準備を進めてきました。ご協力いただいた皆さんに心から感謝します。
制度は3月2日に告示し、4月1日にスタートします。私たち一人一人が大切にされ、誰もが自分らしく生きていけること。お互いに個性を尊重し、多様性を認め合う共生社会をめざし、引き続き取り組んでいきます。
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粕屋北部消防組合(古賀市・新宮町)の副組合長として、17日、愛知県豊川市のドローン活用を調査。市と消防の職員で「防災ドローン航空隊」を組織し、災害時だけでなく、平時も広報の空撮などシティセールスをはじめ市政の様々な業務で使われています。現在、古賀市所有ドローンの粕屋北部消防本部との共同運用に向けた検討を進めており、大変参考になりました。
さらに、翌18日は同県の岡崎市消防本部へ。国内で唯一配備されている全地形対応車「レッドサラマンダー」について説明を受け、災害が発生した際の受援体制の確立に向けた参考になりました。同車両は広域の緊急消防援助隊として九州北部豪雨の被災地でも活動。日本の中心的な位置にある岡崎市から全国各地に派遣される心強い存在です。
今後の古賀市と新宮町の地域防災力の強化につなげていきます。
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令和4(2022)年度から10年間のまちづくりの指針となる第5次総合計画の策定に向けた対話集会(タウンミーティング)を開催。20日は千鳥タウンコート区、21日は米多比区で、市民の皆さんに古賀市を取り巻く課題やまちづくりの方針などについてお伝えし、ご意見やご要望をいただきました。
それぞれの会場では、古賀市として新型コロナウイルス感染症対策本部で決定した方針に基づき、感染症予防や現状の取り組みなども説明しました。