新型コロナウイルス感染症対策で、古賀市は小・中学校の臨時休校を決定したところですが、この期間中、各学校に「自学・自習教室」を開設し、子どもの居場所を確保することにしました。ただし、今回の臨時休校は、福岡県内で感染が急速に拡大し、知事から「外出自粛要請」が出されるなど拡大防止の重大局面であることを踏まえたものであり、自宅で過ごすことが原則です。そのうえで、子どもが一人で過ごすことが困難なのに、保護者の方がどうしても仕事を休めないなどの事情がある場合、ご活用いただきたく思います。
自学・自習教室の開設は、臨時休校期間の4月7日(火)~17日(金)の午前9時~午後3時。土日と小学校入学式の10日(金)は除きます。健康チェックカード、自習のための道具、昼食(弁当)、水筒、上靴を持参。登下校については保護者の責任でお願いいたします。なお、新1年生の児童は就学経験が全くないこともあり、原則参加できませんが、特段の事情がある場合は個別にご相談ください。
子どものセーフティネットの観点から、自学・自習教室の特別措置として「配食事業」を実施します。弁当を持参できない特段の事情を想定し、希望者に対し、昼食でおにぎり弁当を配食します。有料ですが、就学援助世帯や市民税非課税世帯は全額免除します。
いずれも詳しくは、始業式の日に各学校で配布されるプリント(お便り)をご参照のうえ、申し込みをお願いします。
なお、今回の臨時休校の期間中は、前回のような午前中からの特別学童保育は実施しません。通常通り、放課後の時間帯の預かりのみとします。また、児童館・児童センターについては、臨時休校が始まる7日以降、これを実施する目的である感染拡大防止の観点から閉館します。
あわせて、保育所や幼稚園などに通うお子さんについても、今回の臨時休校の趣旨に鑑み、家庭保育へのご協力をお願いします。前回同様、利用者負担額(保育料)の減額対応を実施します。詳しくは、各園を通じてご案内します。
一方、外出自粛が長期にわたると、虐待などの子どものリスクが高まるとの指摘もあります。古賀市は、乳幼児の親子の交流や子育ての相談に応じる「つどいの広場『でんでんむし』」をサンコスモ古賀(市保健福祉総合センター)に設置しており、感染拡大防止策を講じたうえで利用できる状況を維持します。
以上のことについて、3日の古賀市新型コロナウイルス感染症対策本部の会議で確認、決定しました。市民の皆さんにはご不便をおかけしますが、自分や大切な人の命を守るため、感染拡大防止の極めて重大な局面の対応としてご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。みんなで力を合わせ、この局面を乗り越え、平穏な日常を笑顔で迎えましょう!
詳しくは、必ず以下の文書をご確認ください。
<発表資料>
・市立小・中学校の臨時休校に伴う「自学・自習教室」の開設等について
・新型コロナウイルス感染拡大防止に関連した子ども・子育て支援施設等の対応について
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福岡女学院看護大学の入学式が3日、新型コロナウイルス感染症対策を講じて行われました。私は地元の市長としてお招きいただき、歓迎のご挨拶をしました。同大学とは連携協定を結び、地域における健康づくりの分野などで市の取り組みを充実したものにしていただいています。厳しい状況からのスタートですが、新入生の皆さん、頑張ってください!
キャンパスには、桜の花がきれいに咲いていました。