【首相の緊急事態宣言の方針表明を受けて】
新型コロナウイルス感染症の拡大に対応するため、安倍首相は6日、福岡県を含む7都府県を対象として緊急事態宣言を7日に出す方針を明らかにしました。古賀市として冷静に受け止め、実効性を上げるべく、今後も適宜適切に対策を講じ、皆さんに情報を発信していきます。
緊急事態宣言は、改正新型インフルエンザ特措法に基づくもので、都道府県知事の権限が強化されます。福岡県はこれまで小川洋知事が不要不急の外出自粛を県民の皆さんに要請するなどしていましたが、こうしたことに「法的根拠」が付与されます。古賀市はもちろん県内60市町村はこれまで以上に県と密接に連携し、感染拡大防止の取り組みを進めていくことになります。
小川知事は6日18時30分から記者会見を開き、私もリアルタイムで中継を確認しました。知事は、国が改定を予定している「基本的対処方針」や県の行動計画、これまで県として取り組んできた不要不急の外出自粛、3つの密(密閉・密集・密接)の回避、接客を伴う飲食店や夜間の繁華街の自粛などを中心として、「早急に県としての対応方針をまとめていきたい。県内市町村の対策本部と連携しながら、その実施をしっかり行っていきたい」と述べました。古賀市としても明日出される県の対応方針を踏まえ、取り組みを決めていきます。
市民の皆さんにおかれましては、引き続き、ご自身のできる感染拡大防止策の徹底と、市の取り組みへのご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。みんなで力を合わせ、この難局を乗り越えていきましょう!
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【入学式を中止し、入学手続きのみ実施】
古賀市は市立小・中学校の入学式について中止することを決定しました。式典を行わず、臨時休校期間中も新入生の学びやご家庭との連絡体制を確保し、規律を維持する観点から、保護者による入学手続きのみを各学校で実施します。新入生の登校はこちらからは求めませんが、それぞれに写真撮影は可能です。お子さんと一緒に登校されるかどうかは保護者の皆さんの判断でお願いします。
詳しくは6日発表した文書「古賀市立小・中学校入学式の中止について」をご確認ください。(こちら)
6日午前から対策本部で実施の可否を検討していました。知事が昼過ぎの会見で福岡県が緊急事態宣言の対象地域に当たるとの認識を初めて明らかにしたことや、政府が福岡県を対象地域とする最終調整に入っているとの情報などを踏まえ、リアルタイムで検討し、判断しました。
古賀市としては、子どもたちはもちろん保護者の皆さんにとって大切な人生の節目の機会ですので、正直に言って困難とは思いながらも、感染防止策を講じながらの実施をぎりぎりまで考えました。最終的に、中止の判断に至ったことについて申し訳なく思います。ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。