10日は小学校の入学手続き。古賀市は入学式を実施できませんが、市内の8小学校でピカピカの1年生を応援する「みんなの笑顔でサクラサクプロジェクト~みんなの笑顔で桜の木を作ろう!~」をスタートします。
入学の記念として学校や自宅、近所の公園などで撮影したランドセルを背負った写真などを、保護者の方から市に送ってもらい、各学校のクラス単位でこれを「桜の花びら」に見立て桜の木をつくりあげます。そして、臨時休校明けの教室に掲示し、新入生を迎えます。
新型コロナウイルス感染症の影響で入学式を中止せざるを得なくなりましたが、義務教育の始まりという「一生に一度の人生の大きな節目」をお祝いしたい!そんな思いに駆られた市経営戦略課の職員からアイデアが出され、取り組むことにしました。10日の入学手続きの書類の中に添付の画像も含まれています。また、手続きは保護者の方のみにご来校を求めていますが、各学校では記念撮影ができる環境をつくっていますので、保護者の方の判断で子どもさんと来校いただき、写真を撮ることも可能です。
小学校のスタートはただでさえ新たな環境の変化への適応が大変。しかも今年は外出自粛に伴う不安感もあると思います。子どもたちのストレスを少しでも軽減することが求められています。チルドレン・ファーストの古賀市として子どもたちと保護者の皆さんをこれからも応援していきます!
そして、9日は中学校の入学手続きでした。新入生の皆さん、保護者の皆さん、おめでとうございます!入学式を実施できず、申し訳なく思います。厳しいスタートになりますが、小学校の経験を生かして自学自習などに取り組み、臨時休校明けに向けて頑張りましょう!
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9日も新型コロナウイルス感染症対策の一日でした。県議と首長の大先輩である福岡県市長会の井上澄和会長(春日市長)を訪ね、政府の緊急事態宣言と県の緊急事態措置(県としての対応方針)を受けて、私が市長として考えていることを率直にお伝えしました。
古賀市は県内市町村とともに県に協力し、感染拡大防止のために全力を尽くしていきます。その大前提に立ったうえで、特に、現在出されている県の緊急事態措置の内容で、安倍晋三首相が7日の会見で示した「人と人との接触を最低7割、できれば8割削減できれば2週間後には感染者の増加をピークアウトできる」という状況を生み出すことはできるのか。つまり県内の感染拡大に歯止めをかけられるのか。県民の皆さんの「行動変容」に確実につなげていくための取り組みが求められていると考えます。
また、古賀市は「家庭保育」を推進する方針を打ち出していますが、8割削減をめざすためには県全体で取り組まなければ実効性が高まりません。知事として、医療など必ず働かなければならない人以外は極力休んで、家庭保育を実施してほしいなどのメッセージを県民の皆さんに伝えていただきたい。あわせて、県内の全ての企業などの事業者の皆さんに、子育て中の従業員が休暇を取りやすい環境への配慮を強く求めることも必要です。
これらを中心に私の考えを井上会長にお伝えしました。その後、市役所で新型コロナウイルス感染症対策本部の会議。前述の「みんなの笑顔でサクラサクプロジェクト」をはじめ様々なテーマを検討、新たな取り組みも決定しました。市民の皆さんの命と健康を守るため、引き続き市役所として取り組んでまいります。みんなで力を合わせ、頑張りましょう!