九州・沖縄を管轄する在福岡ベトナム総領事館のヴー・ビン総領事が4日夜、古賀市に来訪。古賀市が今年度から取り組んでいる国際交流・多文化共生のプロジェクト「楽しい日本語」の現場を視察し、ベトナムやインドネシア、フィリピンから来日して古賀の企業で働く皆さんを激励してくれました。
ヴー・ビン総領事は「日本語を学び、日本のルールを知ることが、相互理解を生み、豊かな人生につながる」という話をしてくださいました。私からも「言葉が分かることも大事だし、同じくらい、心が通じ合えるコミュニケーションを図れるかが大事。まずはこの時間が楽しいことが大切」と話しました。ちなみに下の写真は、私と総領事が日本語とベトナム語で「乾杯🍻」と唱和している一幕。
このプロジェクトは、みんなが笑顔でコミュニケーションを図れる機会をつくることが最大の目的。古賀市は約900人の外国人の方々が暮らし、働いており、住まいと職場の往復だけでなく、地域の中で日本人と外国人との交流を図り、真の共生につなげてかなければなりません。
この日のテーマは「環境」に設定。市役所の環境課の職員も講師を務め、ゴミの出し方、分別の仕方を伝えました。また、市内の高校生もスタッフとして参加してくれました。こうした輪を広げていくことがまちづくりにとって重要ですね。心からありがたく思います。
なお、この取り組みは文化庁の「生活者としての外国人」のための日本語教育事業を活用しています。古賀市は今年度、国際交流・多文化共生係を設置して本格的に取り組んでいますが、政令市ではない市町村でこの分野の係を設けているケースはまだ珍しいとされ、この間、福岡県からも視察をしていただいています。しっかり成果につなげていきたいと思います。
ヴー・ビン総領事をはじめベトナム総領事館の皆さん、ありがとうございました!