古賀市議会定例会が開会中です。
22日、議員の皆さんから私への一般質問が始まりました。議員さん1人当たり、質疑応答の往復で約1時間。今日は5人の議員さんとやり取りしました。
新型コロナウイルスで陽性が確認された自宅療養者や自宅待機を指示された濃厚接触者への支援のあり方が、複数の議員さんから提起されました。そもそも、こうした方々とは福岡県の保健所がやり取りしており、その個人情報について保健所を設置していない市町村は知ることができません。
こうした中で、古賀市としては県の保健所(粕屋保健福祉事務所)と連携し、自宅療養者や濃厚接触者が希望すれば、古賀市とつないでいただく仕組みをつくっています。この定例会で提案している買い物やゴミ出しの代行支援はこの前提がなければ成立しません。また、大雨などの際の避難先についても、濃厚接触者の方の避難先を古賀市として既に準備しており、当事者となった場合は保健所に相談するか、古賀市総務課にお尋ねください。なお、自宅療養者の避難先は県が確保します。
新型コロナワクチン接種の促進と予約支援もテーマになりました。古賀市は基礎疾患者に加えて全ての障がい者の皆さんも優先接種の対象とし、現在申請を受け付けています。市に接種日と場所をお任せいただければ、電話やインターネットで予約することなく接種できます。また、サンコスモ古賀に相談窓口を常設し、個別に対応。さらに、地域包括支援センターや介護事業所などに未予約者への掘り起こしの協力を依頼しています。なお、高齢者のネット予約支援は5月26日に実施し、7月末までの接種完了に目途が付いています。
今後、まずは7月上旬に60歳~64歳の皆さんに接種券を送付し、59歳以下も7月下旬までに一斉送付する予定です。12歳~15歳の子どもも厚生労働省から接種対象にする方針が出されており、今後、文部科学省の方針も踏まえ、接種の進め方を検討します。
防災対策では、「津波てんでんこ」のような伝承、石碑や記録などを通じ、過去の災害の教訓を私たちの行動につなげていく重要性が取り上げられました。私からは東日本大震災で、主体性ある避難で津波から命を守った釜石市の小中学生のケースを例示。自分の命は自分で守るために率先して避難すること、その行動が周りの行動にも影響を与えること、その前提として家族と率先して避難することを予め話して信頼関係を築いておくことの大切さを申し上げました。高齢者や障がい者など避難行動要支援者の個別計画策定をさらに推進していく方針もお示ししました。
大雨への備えとして、「総合治水」の重要性も提起されました。雨水を円滑に下流に流したり、調整池や校庭などで一時的に貯めたり、各家庭での避難経路の確認や防災グッズの準備だったりを総合的な政策のことです。古賀市は今年度から雨水管理総合計画の策定作業を始めており、計画に基づき、重点的なハード対策や内水ハザードマップの整備などソフト対策を講じていく方針です。
西鉄宮地岳線跡地の整備については、最も先行している中川区の詳細設計の素案を説明。既に2車線の車道がある区間は歩道を両側に確保し、2車線の車道をそのまま整備すること、中央線のない1車線の区間は歩道を両側に確保し、1車線の車道を整備するとともに、車両を減速させる対策を盛り込んでいます。他のエリアについても、対話集会を重ね、遊歩道など地域の皆さんが憩える空間も意識して整備していく考えを申し上げました。
この他にも、コロナ禍における孤独・孤立対策、子どもから高齢者まで様々な世代が楽しめる公園のあり方や、性犯罪・性暴力被害者への支援、安全・安心な学校給食について提起がありました。ありがとうございました。
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21日はよく歩きました!終日の外回りから帰宅すると7967歩!
健康づくりを推進する古賀市の市長として1日の目標は8000歩に設定しています。とはいえ、新型コロナウイルス対応をはじめとする日々の業務でなかなか時間を作れず、毎日到底設定に及ばない中、今日はなんとあと33歩に迫りました。使用しているのは福岡県が普及を図っている「ふくおか健康ポイントアプリ」です。
皆さんもぜひ!