東京ビッグサイトで講演&トークセッション。
新たな価値観が生まれる新たな時代の観光とは。個人が心身ともに健康で、社会も健全で豊かなウェルビーイングをめざし、「働くこと」と「旅すること」が連動すると素敵。その実現のためには、旅の目的地となるその土地その土地に多様で魅力的な「人」がいること、そのための「場」があること。
16日に上京し、こうしたテーマで、ディー・サインの長尾成浩社長、山本和明さんと共に東京ビッグサイトのイベントで登壇しました。お声掛けいただき、感謝します。
古賀市には、薬王寺温泉の旅館をサテライトオフィスやコワーキングスペースにリノベーションした「快生館」があります。県内外の皆さんが働き、親子ワーケーションや企業合宿も盛況です。中心市街地の古賀駅西口商店街では、食をテーマにシェアキッチンを備えた交流拠点「るるるる」が誕生。これらの「場」では、「人」の交流が生まれ、新たな営みにつながっています。
そして、デジタル人材の育成もこうした動きの価値をさらに高めます。テレワークの普及が柔軟な働き方、ワーケーションなどを可能にしていることに代表されるように、DX推進が人間本来の価値を引き出すことにつながります。効率化合理化で生まれた時間をクリエイティブな仕事に充てられたり、仕事と生活(家庭や趣味、余暇)の近接性を実現できることが心身の調和につながったり。
こうしたことから、新たな時代の観光の可能性が広がっていますね。多拠点ライフ、ノマドワーカー、関係人口。すべてつながっています。
地方の首長の私がこんな話を東京でするようになるとはびっくりですが、近年、このような内容の講演が増えています。ベースは、まちづくりで多様な人材の経験や知見、感性の交差で価値を生み出すこと、公民連携、共創、シェアリングエコノミーなどを大切にしていること。面白い時代になりました。みんなで未来を切り拓いていきましょう。
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全国6人制バレーボールリーグ総合男女優勝大会の女子決勝リーグが17、18両日、古賀市のクロスパルこがで開催され、とても盛り上がりました。
古賀市はバレーボール女子でVリーグ入りをめざす福岡ギラソールをフレンドリータウンとして全力応援中です。18日、そのギラソールの大切な試合で始球式を。サーブが入ってホッとしました。
そして、この日の試合の結果は勝利!よかった!
これからも、みんなで福岡ギラソールを、バレーボールを、そしてスポーツを盛り上げていきましょう!
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医療的ケア児や重症心身障がい児をはじめ障がいのあるお子さんとそのご家族への支援を強化するため、古賀市は、就学前(0~6歳)の障がい福祉サービスを完全無償化する方針を決めました。小中高校生世代(7~18歳)についても自己負担額を大きく引き下げ、毎月の上限額を3000円とします。
2024年度当初予算案に関連経費を計上し、19日に記者会見で発表しました。21日開会の市議会定例会で施政方針演説を行い、他の議案と共に私から提案します。
毎日新聞2024年2月20日付朝刊
当初予算案には、チルドレン・ファーストの強化として、18歳までの子ども医療費の無償化や多胎児妊婦の頻回受診の費用補助、子ども食堂への支援も盛り込みました。福祉の充実の観点から、ごみ出し困難な家庭を支援する「ふれあい収集」の対象を拡大します。また、コミュニティ支援の強化として、自治会が管理する防犯灯の電気料金について全額相当を交付します。
このほかにも、中心市街地活性化、産業力の強化、都市基盤整備、健康、環境、防災、人権、スポーツ・文化、DXをはじめとしてあらゆる分野で新規や継続・拡充を含め多くの事業を盛り込み、まちづくりをさらに推進するための予算案を編成しました。
施政方針演説で、時代認識やまちづくりの理念と共に、これらについて詳しくお伝えします。