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Channel: 田辺かずきのブログ
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市老連の教養講座で講演―メディアの重要性

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最近、講演をさせていただく機会が多く、本当にありがたく思います。


地元の古賀市老人クラブ連合会(山根進会長)の教養講座にお招きいただき、講演。19日午後、県議会での所属会派の政策審議会を終えて会場の市中央公民館に直行し、間に合いました。


市老連講演1


今回のテーマは「社会におけるメディアの役割~新聞記者の経験から~」。私の毎日新聞記者時代の経験を踏まえ、話をさせていただきました。1時間を超えましたが、多くの皆さんが最後までしっかりと聞いてくださり、感謝します。


中央公民館の大ホールでプロジェクター投影しながらの長丁場の講演は初めてでした。大きいですね。


市老連講演2


まずは、記者として最後に担当した大阪府知事時代の橋下徹氏(大阪市長)を取材した時のエピソードから。続いて、最も苦労した事件取材について。大阪府警察本部を担当していた時代の夜討ち朝駆けや同業他社との競争の激しさを紹介しました。さらに、新人だった福井支局時代、原子力発電所の立地地域で行われていた匿名寄付問題などを先輩とともに取材、報道したことなどを中心に、私の記事を示しながら説明しました。


こうした話を通じ、権力を監視するメディアの役割の重要性を申し上げました。


そして、私が障がい者を取り巻く課題や貧困問題などを取材して痛感した、メディアが社会的に弱い立場にある人々に寄り添うことの大切さ、誰もが支えあい共に生きていく社会を構築できるよう、私たちが「他者への共感と配慮」を意識して生きていくことの大切さについて、私の思いを伝えさせていただきました。


新聞記者時代の経験は、私の政治活動の原点です。現場主義と対話を実践し、「一人一人を大切にする社会」を目指して引き続き活動していきます。私自身もあらためてこうしたことを意識することができる有意義な機会でした。


市老連講演3


ちなみに、スクラップブックは情報整理と発掘に最適です。下の写真だけ見ると新聞社の支局のようですが、私の事務所です。


事務所風景


   ◇


地元の古賀市内を日々回り、本当に勇気づけられています。所属する民主党は全国的に党勢が厳しい中、多くの皆さんが応援してくださっています。新たに党員・サポーターに登録していただいた皆さんに心から感謝いたします。


   ◇


戦後70年。あの戦争を「追体験」することは現代を生きる私たちの責務です。


西日本新聞は、昭和20年6月19日深夜に始まった福岡大空襲を当時の体験者にあらためて取材し、2015年6月19日付朝刊で「報じ直し」をしています。当時の紙面報道と比較する意欲的な試みです。この取り組みに敬意を表したいと思います。


福岡大空襲70年


夏に向けて、このほかにも各紙が連日、意欲的に紙面を展開しています。しっかりと読んでいきたいですね。


同日付朝刊だけでも▽毎日新聞「千の証言/戦火に散った未完オペラ」▽朝日新聞「戦世(いくさゆ)を生きて/幼い弟 砲弾に奪われた/沖縄戦 今年こそ手記に」▽西日本新聞「戦争 光と両手を奪う不条理/終戦翌年に不発弾爆発」――などがありました。


私たちは戦争体験者に直接話を聞くこと、こうした記事を可能な限り多く読むことを意識的に行っていかなければなりません。そして、その追体験を次世代に伝えていかなければなりません。



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