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Channel: 田辺かずきのブログ
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地域医療体制の強化―県と福岡東医療センター

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地域医療・介護体制を充実させていくことは、道路などと同様に私たちの暮らしの安全と安心を図っていくためのインフラ整備といえます。政治・行政にとって極めて重要なテーマです。


福岡県は、特に2012年度以降、地元・古賀市の国立病院機構・福岡東医療センターの強化を進めています。このたび、県の保健医療介護部からその強化の全体像についてあらためて説明を受けたので報告します。


福岡東医療センター


主な強化策は①救命救急センターの指定②感染症指定医療機関の指定③災害拠点病院の指定――の大きく3つになります。


これらに伴い、県として補助事業を実施してきました。


救命救急センターは2014年7月、県内9カ所目として指定。これにより、複数の診療領域にわたる重篤な救急患者を担うことができるようになりました。施設や設備の整備のために2013年度に計1億4800万円余を補助しています。


福岡東医療センター1


福岡東医療センター7

感染症指定医療機関も同じ2014年7月に指定し、エボラ出血熱や新型インフルエンザなどの重大な感染症の発生に備え、第1種2床と第2種10床を整備しました。なお、第1種は福岡県内で福岡東医療センターが唯一整備しています。施設の工事費や陰圧装置などの設備整備として、2012年度~2014年度に計2億1800万円余を、2014年度以降は運営費も補助しています。加えて、2013年度から県費を入れながら結核中核拠点病院の整備も図っています。


福岡東医療センター5


福岡東医療センター4


福岡東医療センター2


あわせて、2014年度からは施設の耐震化も進めています。


こうした地域医療体制の強化については、私もこれまで福岡県議会で質問・提案を続けています。2014年6月定例会・一般質問で、救命救急センターと感染症指定医療機関の指定(2014年6月16日付ブログ 参照)、2013年2月定例会・予算特別委員会では、福岡東医療センターを中心とした粕屋北部の取り組みを挙げながら本県の在宅医療体制の整備推進を提起しています。(2013年3月18日付ブログ 参照)


6月一般3


医療1

一連の福岡東医療センターの強化に伴い、現地視察も実施していますので2014年6月25日付ブログ もご参照いただけると幸いです。


私たちの命を守るための地域医療。引き続き、福岡県内の体制の充実を図るため、力を尽くしてまいります。



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